フラワーコミックスαプチコミ プリンと水平線

よしまさこ

小学館（2012/03発売）

• サイズ コミック判／ページ数 178p／高さ 18cm
• 商品コード 9784091342270
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

少女漫画界の巨匠・よしまさこ最新作！

｢うてなの結婚」「横浜迷宮」など名作を数多く生み出している少女まんが界の巨匠・よしまさこ先生の、待望の最新作です！
30代、少女漫画黄金期に育った女性達に、オトナのラブストーリーをお届けする｢姉系プチコミック」。そこで、よし先生が30代女子の様々な出会いや別れ、恋や人生を描いた珠玉の短編5編を詰め込みました。
｢大好きだったのに、別れた人。想いが導くように、また偶然出会ってしまう。だけど、女の子には、どんなに戻りたくても戻れない場所がある…」表題作「プリンと水平線」。その「戻れない理由」にきっと誰もが涙するはず。
切なくて苦しくて、でも読んだあとに、じわっと心が温かくなる。宝物のような1冊です。

【編集担当からのおすすめ情報】
単純なハッピーエンドでも、泣かせるだけの悲恋でもない、よし先生の｢読ませる」ラブストーリーはもう圧巻です。表題作の「プリン」のイメージ、オトナカワイイカバーにも注目です！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[匠]

３０歳前後の女性を主人公にした５つの短編集。たった半年で人生がガラッと変わってしまう表題作、３０歳になった時お互いに相手がいなかったら結婚しようという約束をした大学時代の同級生同士の男女を描く「コスモスの男」、ドラッグストアの店員と客を繋ぐある人のことをせつなく描いた「あなたの中の私」、お見合いする相手と知らずに偶然居酒屋で出逢ってしまう「黄色い月」など、どれも前向きで媚びずに生きる女性像の、ほんのちょっとした心の隙間や切なさが印象的。ほろ苦くもどこかホッとできる読後感がなかなか心地良かった。

2013/04/28

[ぽへぽへ]

Kindle。ゆるーく追っかけてるよしまさこさん。恋模様の短編集。

2021/09/26

[龍田]

３０前後の女性を主人公にした短編集。年齢ゆえに恋や結婚に悩む姿があるが、最後には前向きに頑張っているから、勇気づけられる。

2013/01/29

[うにやま=ゆぅ]

★★★☆☆ (短編)。30代女子が主人公の5つの短編集。表紙買いですがどの話もとても良かったです。”黄色い月”振られての居酒屋やけ酒の後ろに覚えのない男性に失望されて…の展開はうまいなー。

2013/06/11

[sa-ki]

甘さとほろ苦さのある恋愛短編集。ってことでタイトルに「プリン」を入れたのはうまいなーと思う。どの話もラストでヒロインが前を向いて歩き出す姿が描かれているので読後感が良い。『黄色い月』の信号の黄色を見てヒロインが「ああ…あそこに満月があるよ　日本中どこにでも満月はあるんだよ」と思うところが好き。

2012/03/15