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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
69
切なくて、切なくて、胸がパーーン[*o益o*]とはちきれてしまいそうなところだけれど、続編が待ってくれているという灯りを支えに、ぎゅっと持ち堪えられる新参者な私はなんとも幸運な読者です。このまま40年待つとか、もう!拷問ですか!?な名作。巻頭に登場人物ズラリな見開きで、ユーシスがいるのもうれしい♡キャンディにおけるアンソニー的儚さと可愛らしい美しさ漂うユーシスにもっと生命力を!![笑]そして、アランとエドガーの肖像画のようなカラー扉絵。ただひたすらにごっつぁんです気分♡2017/10/21
クサナギ 「読んでる本」=「バイブル本」
17
続いて2巻。私が一番好きなエピソード『ピカデリー7時』。ミステリー色強め、素敵なおじさまポリスター卿(本人出てこないけど)、「オレンジとレモン」、エドガーの服、場所がはっきりしている等が好きな理由かな。『ランプトンは語る』の系譜見てるといろいろ切なくなります。エドガー、アラン本人たち目線のエピソードに、オービンたち他から目線のエピソードが差し込まれると、物語に深みが増しますね。これを20代でかかれた萩尾望都先生はやはりすごすぎます。そして最終話『エディス』。アランに平手打ちされた後のエドガーが好きすぎる!2016/06/15
みよちゃん
12
ポーの一族の秘密が其々の章で描かれる、社会の中での孤独。絵が美しく、それだけでも、うっとりして読む。登場人物が交錯して、また一から読み直す。2019/06/05
椿
12
再読。「一週間」のアランが明るくて楽しそうで自由奔放でかわいかった。それ以外は、美しくて哀しくて、エドガーの孤独に飲み込まれそうになるよ。年表を作って、もう一度読み返してみようかな。2015/02/18
aoneko
9
孤独を孤独で埋めるように出逢い別れを繰り返すエドガー、アラン、ポーの一族の物語は、明日ではなく過去へと帰ることで閉じる。おそらく初めて読み切ったけど、萩尾望都作品の中でも人気が高いのはわかる気がする。画だけで表現できる、その範囲の広さと多重奏のような物語のうねりにはため息がでた。私の中で群を抜いてこの作品はと思うのは『残酷な神が支配する』で、ここは変わらないけど、苦手苦手といっていたわりに時間を置いて読んでみると好きになれる事もあるものだなとしみじみ。2013/06/28