少年サンデーコミックス 湯神くんには友達がいない 〈１６〉

佐倉準

小学館（2019/07発売）

• サイズ コミック判／ページ数 192p／高さ 18cm
• 商品コード 9784091293053
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[くりり]

最後までブレない湯神くん、最後まで友達がいない湯神くん、卒業式の答辞でも言い切りました(笑) しかし、ちひろがいるじゃない！

2019/08/09

[よっち]

完結。どこまでもマイペースな湯神くんに周囲が振り回される構図は変わらないままだったけど、ちひろちゃんはそこから意外と多くのものを得ていたりで、やることに意味がある湯神くんが「友達ではない」ちひろちゃんを誘い続けた理由をちょっと聞いてみたいなと思いました。

2019/09/01

[おかだ]

全巻一気読み。私は湯神くんが好きだ。どんな少年漫画の純真熱血ヒーローよりも、どんな少女漫画のハイスペイケメンよりも、湯神くんを好ましく思う。湯神くんに概ね共感し、時にハッとさせられ、しまいには憧れながら読んだ。正直途中までは偏屈でマイペースな人に振り回されるコメディと侮っていたけれど、最終巻までじっくり読んで評価が変わった。これは面白いだけではなく、とことん自分という存在を大切にする、何かと生き辛い世の中で自分を愛する事の重要さを分かりやすく投げかけた物語でもあった。アニメ化もされておらず隠れた良作。

2023/09/05

[笠]

4.5 完結。「ラブコメ」という一大ジャンルが苦手な自分にとって、「ギリギリラブコメかラブコメじゃないか」という本作がこんなに楽しめるとは思わなかった。湯神は単なるツンデレではなくて、独自の合理性に基づいて行動するという意味で、実は共感できるところも多くある面白いキャラ。対してちひろも、そんなに萌え萌えしていないのに読んでいく内にどんどん可愛くなるという素晴らしいヒロイン。そして、最後までお互い付き合うどころか、恋愛に発展することすらなく、友情に終始する…わずかな余韻を残して。実に好みの作品でした。傑作。

2019/07/21

[なつき]

最後まで最高の漫画でした。湯神くんは最後まで湯神くんらしさを貫いてくれて最高に面倒臭くて最高にカッコイイ主人公でした。ちひろちゃんも本当に良かったね。この2人の関係性は、友達なんて安っぽい言葉では表現できない、もっと唯一無二の関係性。心から出会えて良かったと思える漫画でした。佐倉先生、最高の漫画をありがとうございました。

2019/07/20