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出版社内容情報
心を失くした不死者はその瞳に何を見るのか
魔人と旧人類の永きに渡る戦火の中、
魔軍の捕虜として捉えられた男がいた。
その男の名はアンダー。
歴史上15人しか確認されていない不死者だった。
ありとあらゆる拷問、処刑を受けるも数日後には
再生するアンダーに業を煮やした業火卿ピロは、
戯れに彼を気球で空の彼方に飛ばす処刑を思いつく――
【編集担当からのおすすめ情報】
第3回裏サンデー投稿トーナメントで優勝を果たした本作が遂に単行本化！
多くの読者に深い感動を残した「虚空処刑」、不死者アンダーの新たなる戦いの始まりを描く「竜姫活殺」の2篇を収録した大ボリュームの240Pでお届けします。
山本 章一［ヤマモト ショウイチ］
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
192
魔法と科学を駆使する人間の争いが中心の世界。色々展開がややこしいけど面白かった。2017/07/26
眠る山猫屋
51
長らく寝かしてしまったが、響くものを秘めた作品。魔族と人間の戦争が続く世界で邂逅した不死者アンダーと魔族のレコペル。アンダーは不死者故に虐げられ(自爆特攻など)、レコペルは残忍な将軍の下で秘書官として怯えながら生きていた。捕えられたアンダーは拷問の数々にも反応しないくらいの絶望の底に生きていて、廃人のよう。そんな彼はレコペルと共に虚空処刑に。将軍の気まぐれで不死者と共に気球に括られ、空の彼方に放逐されたレコペルは、徐々に命を削られながら、アンダーと心を通わせてゆく・・・(続)2023/06/18
くりり
47
献本88/88。「かぐや様は告らせたい」から始まった『次にくるマンガ大賞2018』の献本シリーズもついにラスト！８ヶ月以上を費やしてやっとコンプリート。微妙な作品も多々有りましたが、かぐや、ネバーランド、少年、スライム、古見さん、など見事ハマった作品も多数、おかげで積本は増える一方です(笑) 2018/05/20
4/123
12
私の【面白い】と感じる成分の4割り位がアングラ要素なのですが、この作品はもうド真ん中で面白い。絵に関しては『デッサンは狂っていないがうまくはない』というレベルなのですが、妙に引き込ませる。話そのものはSFチックなのでサイエンスフィクション古典作品好きにもお勧め。2017/05/21
JACK
11
☆ 腐鉄菌が蔓延して文明が滅びた世界。数百年続く人類と魔人の戦いの中、15例目の不死者と判明した通称「アンダー」は魔人の過酷な人体実験に晒されていた。彼は切り刻まれ、灰にされても、酸で溶かされても再生する。彼の不死の仕組みを調べる魔人の司令官は秘書のレコベルとともにアンダーを処刑しようとするのだが…。ネットで評判が高いが、作者の私的なトラブルのため小学館Web媒体での連載を円満に終了し、作者自身が既刊5冊と新刊の6巻を電子書籍版で発売したという話題の作品。不死者の苦悩を描く面白い作品でした。オススメ。2023/08/20
