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出版社内容情報
遺産相続絡みで命を狙われる少年・勝と彼を助けるためにからくり人形を操る女・しろがね。二人を中心に始まった熱血曲芸活劇、開演中??
▼第1話/勝の決意▼第2話/手紙▼第3話/一時閉幕▼第4話/ビースト▼第5話/シスター・リーゼロッテ▼第6話/ドラム▼第7話/ショッピングセンターへ▼第8話/リング完成▼第9話/タランダ・リーゼロッテ▼第10話/炎のショウ●登場人物/才賀勝(莫大な遺産を相続した、小学5年生)、しろがね(勝を護る使命を持つからくり人形遣いのフランス人)●あらすじ/勝は学校で「生意気だ」と一部のクラスメイトにいじめられていた。そんな勝を見かねて、梶山や上田が彼をかばってくれていた。そして、いじめは徐々になくなり、クラスメイトは勝を無視することはなくなるのだが…。 (第1話)▼梶山と仲良くなった勝だが、勝のせいで同じ学校に通う生徒が誘拐事件に巻き込まれたことから、このような事件が起こらないように、転校することを決めた。そのことを梶山やクラスメイトに言うことができなかった勝は、何も言わずに学校を去る。(第2話)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
59
前回の騒ぎがあり、勝は友達ができたが転校することになった。勝を除外しようとするのはPTAという名の大人で、大人は自分の欲望に忠実な悪い奴に描かれている気がする。そもそも勝の前に現れた善治を含め、大人は金だ、権力だ、保身だと訴えてきた。そういう人間を見て、勝はお金を持つことに懐疑的になる。しろがねがサーカスに入り、移動してる途中でビーストという名の虎に出会う。そのビーストを殺すためにリーゼロッテも登場。ライオンのドラムと姉の束縛を受け、打倒する。操られて生きる人間は、結局、操る人がいなくなったら死しかない。2018/10/23
流之助
27
再読。作者はこの話に思い入れがあるみたいだけど、勝が梶山にお金を渡してしまったり、ドラムやビーストを許可なしに日本にもちこめてしまったり、警察などが全然役に立たなかったり、ビーストがタンクローリーを運転?していたり、ちょっと展開が強引だったように思えた。他人に運命を操るのではなく、主体的に人生を生きようとするテーマは素敵。あと、シーン的にはドラムがビーストをしとめ終え、リーゼが勝に一礼する場面がよかったかな。しろがねが過保護にならず、勝を信頼して任せているのが分かる展開もよかった。2018/02/17
流之助
12
勝の「操られて上手に生きるよりも…下手でも…自由に…」という台詞が印象に残った。梶山と勝のやり取りは、ジャイアンとのび太を見てるようだったけど、ベタでもいい関係だと思う。勝が困難をお金で解決してしまうのは、予期せず大金を得てしまった非力な子供ならそうする他はないのだと思う。お金を得て変わる人間は寂しいけど、お金を失って変わる人間は惨めだよ。サーカスの猛獣使いには少し抵抗があるけど、最後のリーゼとドラムのショウはカッコよかった。勝が鳴海の生き方に励まされて奮闘する姿がとても逞しい。2016/08/11
ホシナーたかはし
7
再読。梶山との会話が、アニメなら総集・回想編にあたるのか。勝の、梶山に対する行為は、読み返しても「これしかできない」事だったのか、考えても答えが出ない。そしてリーゼとビーストの回。サーカス編てゾクゾクします。2016/04/21
むきめい(規制)
5
リーゼ凛々しいな。2017/03/11