出版社内容情報
12歳の文学 第七集
小学生限定の文学賞として日本で唯一の「12歳の文学賞」。昨年度の第七回の2500超の応募作の中から小説部門上位入賞9作品と、はがき小説部門の優秀作を一挙掲載!!
あさのあつこ、石田衣良、西原理恵子のベストセラー作家3氏による審査員座談会も収録!!
今年の4月より始まる「第八回 12歳の文学賞」の参考資料としても最適です。
このシリーズは毎年、全国学校図書館協議会の選定図書に選ばれています。
【編集担当からのおすすめ情報】
大賞の「人形」は、審査員の先生方が絶賛の本格派ホラー小説。優秀賞の「くもの糸その後」は、芥川龍之介先生もビックリのパロディーの傑作、同じく優秀賞の「コミック・トラブル」は学園長編小説の力作と、どれを読んでも楽しめる作品揃いです。小学生の力作をお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miyumiyu
68
お気に入りさんのレビューで知った。小学館が主催の、小学生なら誰でも応募できる「12歳の文学賞」。大賞作・6年生の「人形」はホラーだが、マジでこわかった。優秀賞作・6年生の「くもの糸その後」は、まったくの創作だけど結構ブラック。あさのあつこ賞・5年生の「とある梅干し、エリザベスの物語」は、勢いとノリだけで書いた超短編。可愛くて笑えた。ちょっと不思議な「寄生人」、不気味な「クロ」も、なかなかおもしろかった。『はがき小説部門』は、おもしろくて娘達と大笑い。小説家の卵たち。いつかまた出会えるといいな。2017/06/09
鈴
32
12歳以下の子供たちが書いた小説集。息子が今年12歳になるのに、同じ年頃の子が書いたとは、到底思えない。とてもレベルが高い。小学生がこんなこと知ってるの!?とか、こんな言葉知ってるの!?と驚きつつも、あぁやっぱり小学生だなって思える子供らしい部分も多少はあるが、やっぱり凄い。2017/01/11
あるちゃ
4
第一集からずっと読み続けていますが、時代を反映してるなあ、と思うと同時に、どの年代でその時代を過ごすかって重要だなあとも思いました。 『人形』 すごく完成度が高くてぐいぐい引き込まれたまま読みきりました。 この怖さ、小学生が紡ぎだしたなんてすごいなあ。 ハッピーエンドじゃないところが、私はたまらなく気に入りました。 『くもの糸その後』 落語っぽいなあ、思ったら、作者の子は落語が好きだと石田衣良さんの選評に書いてあり納得しました。 読み終えた後、無意識に「お後がよろしようで」ってひとりごちちゃいましたもん(2013/07/15
Yoshie
0
いろいろ考えさせられました2021/01/13