出版社内容情報
「日本の領土」である証拠を一挙公開
韓国の古い公文書や地図を見ると、竹島について現在の主張と矛盾する内容が記され、中国や台湾の古地図には「尖閣は日本領」であると描かれていた--。
国際情報誌「SAPIO」において、数多くの著者が論理とジャーナリズムの手法で「竹島・尖閣の真相」を追求してきた。本書はそうしたレポートが10年間蓄積された集大成である。本書に掲載した地図や公文書、写真、証言などを見れば、韓国や中国に領有権が存在するという歴史的、国際法的理由はないことが明らかとなる。
新聞・テレビはこうした歴史的真実を報じてこなかった。前提となる事実が共有されないから、不毛な論争や対立が続いてしまう。
本書の目的は相手国を挑発することでも、対立を煽ることでもない。本書に示した「事実」を立場を異にするすべての人々に知ってもらいたい。それは実のある論争をするための重要な基礎知識となるはずだ。
■収録著者(登場順)
井沢元彦(作家)/澄田信義(元島根県知事)/山本皓一(報道写真家)/黒田勝弘(産経新聞ソウル駐在特別記者)/辺真一(『コリア・レポート』編集長)/武冨薫(ジャーナリスト)/水間政憲(近現代史研究家・ジャーナリスト)/李登輝(元台湾総統)/金美齢(評論家)/浜田和幸(国際政治経済学者)/小川和久(軍事アナリスト)/山田吉彦(東海大学教授)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Jiemon
1
太平洋戦争での加害者意識が強いため、近隣の国々と波風を立てない政治手法で無人の土地に対する領土問題を対処した結果、竹島は韓国に占拠され、尖閣も中国人の上陸を許す結果となった。これらの土地の帰属問題は解決は難しいのかもしれないが、国際法に則り、判断できる範囲で日本の領土を主張できるのであれば堂々と世界に向かってアピールする必要があることを痛切に感じる。地図を見て思うことは、公文書はなかったとしても、近国の漁民は太古からそれらの無人島の近くで漁をしていた入会地のような場所だったろうことは想像できる。2018/03/25
いとのり
1
竹島、尖閣問題がいろいろまとまっていた。特に竹島が3つもあって、これがいろいろややこしくしていることは、先人たちの「負の遺産」だなぁ、とも感じた。それぞれ日本固有の領土であることは多くの日本人が考えていることだと思うが、では事実として特に竹島を「奪い返す」のは、なかなか難儀なことだとも思います2017/04/24
ひさし
1
日本の領土と決定づけた見解を強く感じたので、少しは特亜側.の主張、理由なども記載してほしかった。 2012年頃までのSAPIO掲載ものからの抜粋のようなので、 ぜひ、今後も定期的にこのような形でまとめて発刊してほしい。2014/08/13
Katsuaki Mori
0
2016/04/23-201604/242016/04/24
謙信公
0
竹島、尖閣諸島ともに日本の領土であることを証明している。何せ、屁理屈を言うわ、歴史を捻じ曲げるわ、まともに相手をしても埒が明かない。日本人は、性善説が根本にあるので、もっと自国の主張をすべきだ。2016/04/01