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出版社内容情報
「こんなの大したことじゃないですよ」 歌舞伎町のショーパブでボーイとして真面目に働く狐島唯人は、バイトの後輩・キースに勧められるまま違法薬物に手を出してしまう。違和感を覚えながらも、薬物使用を重ねる日々。そんな中、売人からはさらなる危険な誘惑が…!? 薬物問題対策が遅れていると言われる日本で、隠れた孤独や苦しみに弱井が優しく手を差し伸べる。誤解されやすい薬物使用者の実像と、回復への道を探る「薬物依存症」編、開幕!! また、救急科の現場で患者と向き合う若き弱井と、のちの婚約者・陽美が出会い、心通わせていく人との繋がりに満ちた研修医編も収録――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
53
【「良い薬」と「悪い薬」は存在しない。薬の「良い使い方」と「悪い使い方」だけ】巻頭は、元・婚約者・陽美との出会いが描かれた、弱井の研修医編「星屑と太陽が出会う夜」。続いては、誤解されやすい薬物使用者の実像と、回復への道を探る「薬物依存症」編。弱井は、<日本の薬物問題対策は世界からは「時代遅れ」と評価されています>と語り、中学教師作成の“絶対ダメ”の啓蒙ポスターに、<実際の薬物使用者は、こんな姿をしていませんよ。誰もが憧れるくらいかっこよくクールな人気者で、優しい顔をして「仲間になろう」と誘ってくる>と――2024/05/31
ふぅわん
31
薬物依存症と弱井先生自身のエピソード。【1人って苦しくてとても寂しいんだ】 誰かとご飯を共にする時に、1人で食べるより、一緒に食べたい人と食べると心が温かく感じたりすることがある。テレビ音、生活音では温もりを感じられないけれど、共に誰かが居ると心が和む。人は感情で生きてるからだと思う。人は皆、何かしら孤独なんだろうな。喜怒哀楽、どの言葉も人には大切な言葉。心。2025/06/07
毎日が日曜日
19
★★★★ 過去編と薬物依存編。 国際的には薬物問題対策は司法から医療、保健、福祉の問題移行しているのか。2024/04/21
真夢
11
ドラマも始まったことだし久々に続巻購入。研修医時代のエピソードでは、髪型が同じ人が数人いて混乱し、内容が入ってこない笑 弱井はのんびりしていて救急では使えないかもしれないけど、きちんと患者を見て上にも意見を言っていて、そんな先生に診てもらいたいと思った。2024/09/02
じょうこ
10
弱井先生の研修医時代の話と、薬物依存症編。研修医時代編は救急医にスポットを当てた夜の救急搬送現場が描かれ、一般人にも興味深い。タイトルが「星屑と太陽が出会う夜」。一方、薬物依存症編も夜がメインの舞台。人間の心の痛み、やるせなさ。それらを夜は時に増長させることもあるなあ、と読んでいて思う。そんな時、夜の月が、物言わずに気持ちを鎮めてくれるなあと何故か思った。弱井先生の笑顔が毎巻嬉しい。2024/04/21