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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いわし
34
夢にときめかず、明日にきらめかない、森田まさのり異色のサスペンス・ホラー。漫画界の大ベテランが、経験に裏打ちされた圧倒的な画力、安定した構成力を以ってしてイマドキなスリラーに挑む。石田衣良が異世界転生マンガの原作を描いてるのもそうだけど、大御所先生の新たな挑戦にはちょっと感動してしまう。それでいてちゃんと面白いのだから凄い。森田先生の画の魅力は表情にある。現実よりもリアルに、活き活きとした人間味のある表情を描ける稀有な作家。そんな森田先生の描く恐怖に歪み、後悔に悩み、葛藤に苦しむ表情をとくとご覧あれ。2024/10/26
トラシショウ。
24
「違うんだ遥人⋯俺は⋯お前を⋯」。積読消化。かつて過酷なイジメを受け、そしてその後事故死した筈の佐伯遥人。彼の実家に集められた当時のクラスメイト達はモニターでイジメ加害者達が受けた凄惨な復讐を見せられ半狂乱に。一方、彼が生前投稿した事実を元にした小説から真相を探る海も晋太郎らと共にそこへ向かうが⋯。うーん。ベテラン作者の作画と演出で相当に底上げはされているけれども、予想の範疇の真犯人の正体含め事件の真相そのものはかなり凡庸な出来で、正直言うとダメな2時間サスペンスを見せられた気分(以下コメ欄に余談)。2024/10/01
空のかなた
16
完結。でもエンディングが思わせぶりで、この惨殺復讐劇はまだ続きそうな不気味さ。残酷な殺し方は妙にリアルな描き方で本当に気持ち悪かった。熱さに苦しむネズミ達が身体をくいやぶって口から出てくるシーンが一番嫌な感じ。自分をイジメた奴ら、黒幕だったアイツが徐々に復讐されていくプロセス、黄色いネクタイの意味。思い出すだけで気持ち悪い。2024/07/09
毎日が日曜日
16
★★★+ 完結。2024/05/19
笠
8
3.5 新刊読了、完結。『ザシス』の意味は、「座視す」だったというわけで。「座死す」かと思っていたが、そっちの方か。ミステリ的には割と先の読める結末だったし、晋太郎のキャラがちょっと残念だった。演出は臨場感があって流石。ネズミが口から出てきたシーンは思わずウッてなった。オチではちょっとオカルティックな要素も入ってきており、事件そのものもちょっと現実と乖離したところが森田先生の画力と逆に相性よくない部分もあるかもな〜と思った。2024/06/02
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