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出版社内容情報
虚飾のオリンピア大祭で荒廃した故郷に、デメトリオスは、歌とギターで希望を灯した。だが、疫病、貧困、戦争と災禍は続く…。そこに現れた救いの手とは!? そしてデメトリオスは救世主となるか!? 人類叡智の総力をかけて、創造的な未来への道を照らす、感動の最終巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
43
【人は誰もが煌めく星になれる】古代ギリシャでも、感染症にオリンピックのカップリング……。カーテンコール的に今まで登場したキャラ、円谷選手や手塚先生が一堂に――。そのうえにローマ人・ルシウスまで登場だが、こちらは次作のステマか?!<古代ギリシャの民にとっての運動は、怒りや苦悩を浄化し、明日を生きる力を蓄えるために神が人間に与えてくれた表現であり、そして、その神からの授かりものを祀るための古代オリンピックは戦争が禁止される期間でありました>と。本作は、2022年にロシアがウクライナに侵攻開始した頃に完結か……2024/07/14
Roko
31
『自分で自分を守る力、自分の命を愛する力、それを僕は取り戻したいんだ』夢に現れた円谷さんの言葉にハッとするデメトリオスでした。いつの世も、欲が人を滅ぼしていくのだけど、その歴史を知っていても繰り返してしまうのは、人間が欲深いからなのか、自分だけは特別だと思っているからなのか。だからこそ、自分が自分らしく生きるためには、一生懸命に考え続けなければならないのですね。2023/06/13
aisu
12
5巻で離脱していたのですが、7巻で完結したと聞いて、6、7巻まとめ読み。まさかのあの人の登場!!まさかの疫病…。まさかの大団円…2022/11/13
arianrhod
3
最終巻。お風呂のローマ人がでてくるとはおもいませんでした。2023/09/21
ビシャカナ
3
ついに最終巻、そしてまさかのあのローマ人が登場、そしてコロナ禍という世相から疫病や帝国主義という人類の厄災に立ち向かう。この作品はヤマザキマリの思想書だと以前に書評したが、まさしくその通りで、漫画という表現でエンタメとは人間とは何かを思索している。人の評価に振り回されず、自分で自分を守り愛する力、そのために人に向けて表現する。デメトリオスもこれまでの経験から温泉と娯楽の総合ディレクターとなる。東京オリンピックがコロナで延期となり、露による宇侵攻という、想像を超える時代を駆け抜けた思索の一作。2023/06/02