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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
53
残すところ、一冊。ヴァレンヌ逃亡事件の顛末からのスタートは、淫語にこだわる超絶美形貴公子・フェルゼンとマリーの死闘から。いやいやただの変態さんじゃなかったよ、フェルゼン様。マリーに引けを取らぬ騎士っぷり。マリー(アントワネット)への深い愛情と騎士道を全うし、王妃を守り抜く・・・けれど。王の嫉妬を受け入れ、身を退くフェルゼン。さらりと語られたフェルゼンの末期が哀しい。恒例のブッ飛んだ演出はミュージカル調の戦いと、巻末の女子高生マリーアントワネット。さあ、最後は何を見せてくれるのかな!?2020/12/13
ぐうぐう
27
『イノサン Rouge』最終章のタイトルは、ずばり「バラ ベルサイユ」。同じくフランス革命を、いや、マリー・アントワネットを描いた名作少女漫画のタイトルを模しているのは言うまでもない。とはいえ、革命に気高く咲く花としての薔薇ではなく、ギロチンの刃により転げ落ちた首から滴る鮮血のその色を薔薇に重ねているのである。『イノサン』が、アントワネットの物語であると同時に、死刑執行人サンソンの物語でもあることを、薔薇は象徴しているのだ。二人のマリーの物語は、パリを真紅で染めながら、次巻で完結を迎える。2019/12/01
りー
16
先日、NHKでベルサイユ特集を見たばかりだったので、より楽しめました。10巻でルイ16世の処刑シーンがあったので、この後すぐにジャコバン派の恐怖政治が描かれるのかと思ったら、まさかのトワネット女子高生バージョンが来たのに笑いました。あと、ヴァレンヌ逃亡を詳しく描いてくれたのは嬉しかった。フェルゼンカッコ良かったです。次が最終巻。処刑人サンソン一族に救いは訪れるのか?!2019/11/25
あんこわねっと
9
エロいフェルゼンだが、軍人だから見かけより逞しく頼りになったのに、追い返してしまってもったいない。「ベルサイユのばら」と同じくロザリー・ラ・モリエールが出るし、コンシェルジュリーの番人がアントワネットに親切にしてしまうのも史実なのか。ベルばらでは描かれなかったルイ・シャルルへの虐待も少し描かれている。美形の人の顔が同じだしレースの袖口も同じなのでキャラが判別できないことがある。最後の日本の少女漫画の世界とイノサンのリアルな絵の対比は演出のアイデアだが、絵がスカスカで少し損した気分。2021/11/13
hannahhannah
8
10巻読んだのが2019/7/15なので内容覚えてなかったが、王たちが逃げるところだったか。これまではただの変態だったフェルゼンが活躍して格好良かった。マリーの檄で王妃としてのプライドを取り戻すアントワネット。幼児のルイ17世への虐待も描かれていた。酷い話だ。作者の寵愛を受けたマリーが活躍しまくる。前半でミュージカル始まったと思ったらすぐ終わって、トンデモ演出は少ないかと思ったら後半でいきなり日本の高校が舞台の少女漫画になって度肝抜かれたわ。ホントこの漫画はとんでもない事カマっしてくる。次巻でついに完結。2021/06/06
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