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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
59
絵師として人に伝えたい想いを絵にするため、修行の地としてアテネに発ったデメトリオース。そこで出会ったのは哲学者プラトン!他者の理解は己にとっての糧となる。彼の人の言葉に感動し、戸惑いながらまた辿り着いた日本は巌谷先生…のお孫さん宅!巌谷先生の系譜を辿る話もますます楽しみになってきたところで、アテネに戻れば今度はこちらに手塚先生とソクラテス!もう巨匠だらけで凄い展開に。いろんな世界を結びながら、様々な興味を刺激してくれるのも愉しい。「火の鳥」熱再燃。2020/06/19
ネギっ子gen
42
デメトリオスは、アテネで大哲学者プラトンに出会い、タイムスリップ先は、2020年の東京――。あの巖谷先生に再会できたと思ったら、お孫さんでした。プラトンは言い放つ。「絵や造形は単に“美しい”という感覚的満足で終わらせるものでしかない!! “善とは何か”“生きるとは何か”そんな答えが芸術のどこにあるというのか!? 絵だの彫刻は人間から考えを奪う道具だ!! 芸術がソクラテス先生を殺した!! アテナイをダメにした!!」と。その考えに反駁するのが、我らが手塚先生! あ、『火の鳥鳳凰編』。巻末に養老先生との対談。⇒2021/11/13
Roko
28
本当は戦争の代替行為として生まれたはずのオリンピックなのに、お金のため、有名になるため、国威を示すために開催されているのが現代のオリンピックです。だとしたら、もう開催意義などどこかへ行ってしまっているのですよね。 このマンガの言いたいところは、その辺にあるのだなということがわかってきました。 巻末の養老先生とヤマザキさんの「オリンピック放談」も面白かったです。そして、お2人が「どろろ」が好きというのがとても嬉しかったです。2023/04/15
るぴん
28
レンタル。前巻までは『テルマエ・ロマエ』のギリシャ版っぽく感じていたけれど、今回はオリンピックそのものや、人間の尊厳など哲学的な話に。そしてまさかの手塚治虫先生登場。漫画の神様の絵は、古代ギリシャの人々の心も動かすに違いない。2019/09/18
こも 旧柏バカ一代
27
ソクラテスと手塚治虫との共演。語るのは魂の在り方・・ヤバイ、感動しすぎて震えて来た。 そして、端々にある2020年のオリンピックへの批判も入っていて満足です。2019/07/19
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