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出版社内容情報
同盟軍による初の帝国への進攻作戦は、敵の計略と自滅により敗戦濃厚……ヤンは撤退を余儀なくされる──。
この好機に、宿敵ヤンを討つべく猛攻を仕掛けるラインハルト。一方、味方の被害を少しでも減らし、撤退したいヤン。二人の才の応酬による会戦の結末は……。
藤崎 竜[フジサキリュウ]
著・文・その他
田中 芳樹[タナカヨシキ]
原著
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新天地
32
この辺りがヤンジャンに載るころ原作を読み始めたので当時両者を比べながら読んでいた。原作の解説にあった「新兵器の登場だけでは勝敗が決まらない」という意味がこの巻に如実に出ている。宿敵を倒せぬまま勝つのは歯がゆいが、ビッテンフェルトへの叱責が少々過ぎた。そこでのキルヒアイスのフォローは実に適切。彼はキルヒアイスに次ぐ古参で一度は窮地を脱するきっかけまで作った男なのだから。アスターテと対比して描かれるアムリッツァの見開き、ユリアンが見上げるイゼルローンの街並み、貴族趣味全開の艦隊など見開きがどれも素晴らしい。2018/04/23
はるき
26
断然同盟派で、ヤンが一番好きな私ですが、ラインハルトの持つ危うさと激しさは眩しく映ります。先を知る原作ファンには堪らない…。2018/04/24
り こ む ん
25
ビッテンフェルトのワイルドさが…慣れないなぁ(笑)ヨーゼフのキレっぷりは凄い!これは原作さながらと言う感じかな。原作を読んでるから内容より絵柄と言うか、表現が気になってしまうな。ビッテンフェルト…2018/04/29
ぐうぐう
22
苦い勝利。勝った者だけが味わえる高揚感、それがない勝利は、ある意味、敗者よりも苦味があるものだ。しかも、ラインハルトにとって、これが二度目の苦さともなれば、なおのこと。対し、その敗者であるヤン・ウェンリーにも高揚感はない。同盟軍の多くの死者の数が、ヤンの心を暗くする。「私は全体で流した血の量に値するだけの何かをやれるんだろうか」ヤンの心を暗くするのは、同盟軍の死だけではない。「全体で流した血」つまりヤンは、同盟と帝国、すべての死者に対して言っているのだ。2024/01/13
Book Lover Mr.Garakuta
22
一国の将たるが所以の苦労が積み重なる。二人とも平和な時代に生まれたら、モット違う人生を歩んでいたかもと思うと物悲しい一面も感じる。が、軍人として活躍する姿を見て、誉とすべしと思う。皇帝も崩御なされ、新皇帝は5歳の子供、傀儡国家となるのか、帝国の行く末を心配してたら、同盟国では内乱が勃発。やれやれ先をみはなせませんね。2020/01/30
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