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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
34
徳弘さんのマンガは週間ジャンプに載っているのを見て笑ったり「すごい絵だなあ」とびっくりしたりしていました。これが彼の作品では購入した最初のシリーズです。吉宗さんと大岡さんが出てくる大好きな江戸中期が舞台、という設定も好みだし、おおらかで明るいエロの健康さもすき。女性への差別をきちんと描いているところも。2023/09/01
くさてる
30
Twitterで存在を知って紙の本で購入。容赦ない下ネタと残酷描写、それを吹き飛ばす明るさと笑い、そしてそれらぜんぶが詰まっている内容が、そのまま、人間の醜さ汚さズルさと同居する優しさや正しさをも表しているような気がする。いやほんとうに下ネタはすごいのでアレなんですが、それ以上に笑えるし、なにより、人間に対する視線がやさしい。徳弘先生のマンガはそれがあるから救われる。このマンガがヒットして、先生がスクリーントーンを贅沢に使えますように、と願います。時代劇と人情物でエロが大丈夫なひと、おすすめですよ。2018/02/07
アナクマ
15
腕の立つサムライ、半兵衛は江戸の夜回り。一人娘とやもめの暮らし。舞台が江戸だからか、シンプルに剥き出しの生と性、そして死に、いつもの「もっこり」ギャグがまぶされてストレートに笑わされる。隔月刊青年誌で不定期掲載とのことで、アダルト度は高め。◉著者お得意の人情泣き笑い、ペーソスに満ちた作風、とても強くてとても優しい主人公は健在で、そう、愛せる作品に思わず投げ銭。殺伐としたアクションも持ち味ですが、なんかしんみりできるところが相変わらず素敵だ。大ゴマの風景描写(川を行く小舟など)にはちょっと息を飲みました。2021/02/22
たっきん
13
人情劇だけど人の狂気も描かれているのが徳弘作品という感じ。作者独特の下品なエロネタ(でも人を傷付けるものじゃない)も盛り沢山でこの方の描かれる物は昔も今も変わらないなと思います。半兵衛の優しさがすごく好き。夜鷹さん達のキャラもいいなぁ。続きも読みたい。2018/05/02
ひかりびっと
11
エロ・グロ・ナンセンスと徳弘正也先生のお家芸は未だに健在で読んでいて嬉しかった。青年誌掲載故のエグさはあれど、読んでいて不快にならなかったのは作者の「愛」がエグさよりも勝っていたという証拠。マンガ業界の苦境はみんな知っているが、徳弘先生は1日でも長く描き続けて欲しいと読んでいて思った。第2巻も楽しみである。2018/06/01