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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
105
鬱積した平民の怒り、苦しみ、哀しみにより「ベルサイユ死刑囚解放事件」が起きる。フランス革命に向けて奔流のように時代は動き出す。貴族からの課税を狙った「三部会」では平民の怒りを利用するはずが制御できず、革命への勢いは止まらない。次巻では国王処刑にいたる迄の3年の出来事が描かれると思う。圧倒的な搾取。生まれついた身分からは離れられない。いつかは破綻が訪れる支配であったと思う。革命により流される血の多さ。そして革命後の恐怖政治。権力の座に座る者が、その権力を個人に集中する事により独裁は生まれる。現在もまた然り。2017/12/24
wata
51
マリー、赤子を連れてサンソン家から離脱。わざわざ赤子に血を浴びさせなくても…。鉄仮面も重いだろうに。子供の身にもなってよと思わず呟きたくなる巻。さて虐げられてきた民衆が立ち上がったぞ!2018/08/08
くりり
36
重そうな鉄仮面をかぶってちょこちょこ動くゼロ、もう最強としか思えない!2018/10/05
眠る山猫屋
36
革命が始まる。時系列の入れ換えが混乱を招くが、作者の意図するところか。マリーは遂にサンソン一族を離れ、王家にも背を向ける。ちょっと唐突ではあるが、マリーらしいと云えばマリーらしい生きざま。ゼロの存在がマリーの唯一の世界への繋がりだが、ゼロのあまりと云えばあまりな破天荒な育ち方に、今後の展開が読めない。善悪を超越したミラクルな存在であるゼロ、興味深い。2018/01/25
たまきら
23
お話がピョンピョン時を超えるので、何度か読み返してようやく「ああ!」と気づく部分が多かったです。連載を追っかけてる人は大変だったろうなあ。超自己中女によって超過激なお育ちを受けるはめになった子供は、鉄仮面の囚人をちょっとおもわせます。こういう描写を楽しんマンガですから野暮なことは言いたくありませんが、超保守的な同性愛者の友人とかが見たら、こういうジェンダーの描かれ方ムッとするだろうなあ。2020/02/04