ヤングジャンプコミックス カコとニセ探偵 〈４〉

光永康則

集英社（2015/10発売）

• サイズ コミック判／ページ数 1冊／高さ 19cm
• 商品コード 9784088903033
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

本当の事件は謎解きの後に始まる…
死者の霊が見える高校生・サトルと彼に取り憑き怨霊を浄化する力を持つ謎の霊・カコ… 常人には解決できぬ怨霊による犯罪に挑む2人の捜査はやがてカコの因縁にもまつわる殺人事件へと繋がっていく。その時、サトルたちが目にする衝撃の光景とは──!?
“呪われた土地の大量殺人"
歪なコンビが常識とは無縁の推理をみせる異端ミステリー最終巻!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まっぴー]

完結。おもしろくないわけじゃないけれどあまり入ってこないお話でした。多分打ち切られたんだろうな…というような終わり方でそれも残念。突然出てきたラスボスにポカーン。なんかいろいろと惜しい作品だったなという印象です。

2016/05/19

[トラシショウ。]

豪華客船「弥生号」の水難から発覚した大規模テロ阻止の顛末から、学園の創設はおろか町そのものの成り立ちにすら関わるカコと芦原縁殺しを巡る事件の真相究明を済ませ、危なげなく完結。最終回ラスト2ページに唐突に挿入される後日談や、あとがきの代わりに掲載されたかのような描き下ろし短編の端々に滲み出る作者のもっと描きたかった恨み節が炸裂しているのが、きちんと完結しているかに見える本作にモヤモヤとした影を落とす。まるで前巻からの承前である弥生号事件と最終章のあいだに描かれざるエピソードが在った様に(以下コメ欄に余談)。

2015/10/26

[alleine05]

最終巻……なんだけど、なんじゃこの終わり方は。唐突過ぎてまるで盛り上がらん。打ち切りにしてもせめて最後の盛り上げぐらいはほしかった。

2022/06/25

[コリエル]

完結。打ち切り。ラストは津山30人殺しのアレンジでシメ。探偵ものに心霊バトルにと手を広げすぎたのが失敗だったかな。登場人物たちみんな薄味すぎて感情移入度も弱かったかもしれない。個人的には短い話数で事件が解決していくから読みやすくて好きだったのだけどね。

2015/10/26

[杉浦印字]

どんなに巻き気味でも謎が解かれれば格好つくのがミステリではあるが、同時にこのマンガはキャラ物でもあるのでもっと順に掘り下げて読みたかった気持ちはあるのだ。うーん惜しまれる。おまけマンガで入りきらなかったアイデアを放出したりもしているだけに。

2015/10/22