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出版社内容情報
「俺は“人間"を創る──」
ゴーレム技術による『第三次産業革命』に沸く19世紀・大英帝国ロンドン。生活のあらゆるものが「ゴーレム」によって【自動化】され、日常は豊かに変化していた。しかし、次第に浸透してゆく【自動人形】の存在が、世界を【終わり】に近づけることになろうとは…。ゴーレム技師・律法師を目指す少女が、天才的な技術を持つ男・ギブスンと出会った時、運命の歯車が廻り始める──…!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レリナ
7
面白かった。ゴーレムのデザインがかっこよくて良い。主人公のギブスンの目的は人間をゴーレムへと転生させること。その為ならなんでも利用するようだったが、終盤で人として目覚め、その力を行使する。これからどんな旅が待っているのか今から楽しみになってきた。アシュリーもラビになるために努力を惜しまない性格の持ち主でとても好感を持てるヒロイン。肉弾戦はお手の物で結構強い。主人公ギブスンが人間として目覚め、答えを見つけたので、これからの旅路に変化が生まれるのか、非常に気になる。次巻に期待。2016/01/25
alleine05
3
ぽんぽんと土を変形させて巨大な物体を造り出すあたりがなんとなく『鋼の錬金術師』を思い出す。『鋼の錬金術師』はなんちゃって錬金術ものだったけどこちらはなんちゃってゴーレムもの。しかし面白かったかというと微妙。それほど引き込まれるものを感じないというかあまりぴんとこないというか。なんでだろう。早々に主要キャラ二人の過去が明かされてしまって底が浅く感じられるからかね。2015/11/21
臓物ちゃん
2
ああっ!おまえは…「七十二文字」!テッド・チャンの「七十二文字」(『あなたの人生の物語』収録)じゃないか!ゴーレム技術が普及した19世紀ロンドンで、人間のような命を持ったゴーレムの創造を目指す男のスチームパンク奇譚。なかなか良かった。テッド・チャンのアイデアを王道の少年漫画のストーリーに乗せたような展開で、こういう普通の展開を出来ないからハードSFは万人受けしないんだよなぁ~と歯痒い思い。絵が荒めなのとゴーレムのデザインから「ロボット残党兵」を連想した。次巻からあの名探偵も出てくるそうなので期待。2016/02/07
こぼこぼ
2
「ディファレンス・エンジン」や「屍者の帝国」の影響を受けているのだろうなぁ。勉強しました感が強くて,スチームパンクものとしてはそこそこ。冒頭シーンにどう繋げていくか,期待はしたい感じ。2015/11/22
之
0
自分自身シンギュラリティ信者であることもあって楽しめた。実は最新話をミラクルジャンプで立ち読みしてチェス漫画と勘違いして本巻を買ったけど嬉しい誤算。現代社会の人工知能と比較して妄想しながらよんだ、面白かった。2016/03/02