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出版社内容情報
怪談好きの作家が集まる作業通話コミュニティで密かに話題になっている“キーワード怪談”。決められた単語を使って語られる即興怪談を通して見えてくる、語り手の「こころの中の真実」とは――? 怖いはずなのになぜか温かい。新感覚ホラー×セラピー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨
32
トークルームでお題に沿った怪談を話す内容なんだけど怖いより不思議な感じ。2025/05/05
bextar991
4
創作怪談から、その創作主の忘れられない思いや無意識に抱いているモヤモヤを読み解いて、言語化する事で創作主が自分と向き合って少し心が軽くなる、という話。登場人物達の見た目が総じてモブ感があってすごく親近感が持てるし、愛嬌があって可愛らしい。主人公が語られた怪談に対して思いも寄らない切り口で解釈していくのも見ていて面白い。なんか普段から一つ一つの怪談を頭の中であれこれ色んな角度で眺め回しては考察しているんだろうなと思える。そんな主人公の物語も聞きたいな。これから追っていきたい作品のひとつになった。2025/05/02
mongoosenano
3
ネット上のトークルームで偶然集まった人たちがアドリブで出したキーワードに沿って創作怪談を語る。その語られる怪談の中にある作者の深層心理に主人公である「かな」が感想という形で切り込む。語られる心理が作者の創作の源泉になっていたり、作者の現状への向き合い方だったりを示していて面白い。ゾクッとするというより、気持ち悪さや心の深いところに触れるようでとても面白い。もっとジャンプラで順位上がってほしいです。「ちせばし」さんは誰なんだろう?2025/05/06
ちる
2
電書。キーワード怪談には人の底が出る。いや〜おもしろい。自分でもやりたくなるなあ2025/05/15
都羽
1
うその中のほんとうを探っていく物語。作品内で語られる「キーワード怪談」がしっかり怖く面白く、それを語る登場人物たちの内面描写も素晴らしい。人間の惨めさや愚かさ、やるせなさ等の暗い部分に対するあたたかい眼差しがあり、「怖い」と「癒される」が同居している。「新感覚ホラー×セラピー」という売り文句も納得の作品。ここ最近読んだ中で一番好きかも2025/06/20