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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソルティ
225
「俺がいるだろ お前は俺の 弟なんだから⋯!! できないことはできないって言っていいんだよ」 「じつは思い出したんだっピ 一つだけ ぼくだからきみにしてあげられること きみを ものすごい笑顔にしてみせるっピ!」「おはなしが ハッピーをうむんだっピ」下巻も大号泣。でも私は自己犠牲より相利共生がいいな。2022/07/02
麦ちゃんの下僕
117
「このマンガがすごい!2023」オトコ編第3位。各々家庭に問題を抱える小学生「しずか」&「まりな」(&「東」)と、ハッピー星からやってきた宇宙人「タコピー」との交流の物語…なんですが、タコピーの無垢で健気な言動がどんどん状況を悪化させるのが本当に辛いですね…(泣) そして表紙のイラストからもわかるように、タイザン5さんの“画力”が抜群に優れているので、要所要所での“表情”が心にグサッと突き刺さります!終始予想を超える展開で本当に胸が苦しくなりますが…だからこそこれしかないというラストに完全にやられます!2023/01/06
ゼロ
87
完結。タコピーの罪は、誰かを救おうとした結果、禁忌を犯してしまったこと。まさかしずかちゃんを助ける話で進んでいたのに、実はしずかちゃんを殺すために来ていたなんて。しずかちゃんは、東にまりなの人殺しの罪を押し付けたりと罪な女。やっとのことで父に会えても、父は父で別の場所で幸せになっていた。理不尽なことで不幸になっている小学生が、未来に希望を持つには、前を向くしかない。タコピーが最後の力を使い、タイムループの力を使った。決して状況が変わったわけじゃないけと、読後感は良いものを見たなという印象がありました。2023/02/12
るぅ
60
「おはなしがハッピーを生む」対話の大切さをこんな風に伝えてくれる作品があるとは。賛否両論あるけど、上巻のあの救いのなさからこのラストに繋げてくるとは。上下巻というボリューム感とも◎2022/04/04
Koichiro Minematsu
47
主人公が子供達であり、関与するのが宇宙人のタコピーというキャラクターが人生も変える道具を使うところは、私世代からするとあの名作ドラえもんへのオマージュか? しかし、虐めやネグレクト、人を殺めるリアルさが最後まで陰湿感を持たせる。漫画の世界でここまで考えさせる作品が登場しているんですね。2022/04/10