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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
71
川中島保科党救出ミッション、死に美学を求めて暴走する保科党をいかに生き残らせるか。至極真っ当な作戦だが、己れに酔ってしまうと視野が狭くなるという話。仲間たちの助力を得て(自らも酔っ払った)時行が、保科党の面々の目を醒まさせる。そんな流れをたった一人の保科党の怪人物が全て浚ってゆく・・・何者なんだ、あのモブキャラは!?是非今度とも登場して欲しいな!!2022/01/07
こら
62
国司勢を撃退した時行ら逃若党と保科党。段々と個人の「逃げ」から集団の「逃げ」へとスケールもアップしてます。一方、鎌倉では直義直属の関東庇番も登場。こういった敵配下の精鋭が結集し、大ゴマで紹介されるシチュ大好き!そして今巻ラスト、自ずから時行の前で正座をする小笠原貞宗。これって彼自身、命を奪われる覚悟を持って臨んだって事ですよね?こんなんされたら、ますますメインヒロインは貞宗一択ですわよ!2022/01/17
ネギっ子gen
52
<いつもファンレターを送って下さる皆様、本当にありがとうございます!>という感謝の言葉とともに、<デビュー作では年間百通書けていたお返事も二作目は五十通になり、今作では全く書く余裕がなくなってしまいました>との謝罪文。こういうところに著者の誠実さを感じるが、仕方ないのじゃないでしょうか? なにせ、今作品は「時代物」。時代考証含めて作画に多大な労力を要するのは、容易に想像できることです。にもかかわらず、既に4巻まで発刊し、<全て熟読し、励みにさせて頂いています>のお言葉だけで、ファンは満足していると思う。⇒2022/02/23
はな
38
今回は「個」で逃げるのではなく、「団体」での逃げ。諏訪神党、キャラが濃い(笑)若君のためにみんなで敵陣ぶっ通して鯛を釣りに行くの、若君愛されてるな〜と思った。2022/01/09
トラシショウ。
32
「戦を止めてください保科殿・私は、貴方の死に様に何の興味もありません」。積読消化。後醍醐天皇の送り込んだ愚かな国司・清原信濃守の圧政に耐えかねて死をも覚悟の挙兵で打って出ようとする諏訪神党の保科弥三郎達と、頼重の命によりこれを説得せんとする時行の悪戦苦闘が錯綜する反乱の行方。貞宗の攻略選択肢が昭和のギャルゲー(笑)。クスリとさせる小ネタをふんだんに盛り込みながら、「死の美学」の馬鹿らしさ、撤退、敗走戦の難しさと殿(しんがり)の意義を明らかにして理解させる構成の妙、作者の上手さが光る(以下コメ欄に余談)。2022/02/13