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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
54
天仙の島での混戦も佳境。シジャは良いキャラクターだった。画眉丸への歪んで屈折した愛憎がことほがれて行く過程が胸を射つ。嫉妬ではなく愛情だったんだね、人間とはかけ離れた環境で育てられたのに。また、山賊兄弟・お兄ちゃんも頑張った。立派なお兄ちゃんとして逝った。他にもメイちゃんの永い旅も終わり、厳鉄斎も役割を果たしたようだ。生き残る人数も予言され、最期の三つ巴の戦いが始まる。それぞれの背負ったものを賭けて。2020/12/06
トラシショウ。
26
「何卒ご容赦頂きたい・人倫に外れた道のりでした・騙し殺し奪い･･･正しい事など・何一つ出来なかった・でも・」。生き残るのは三人。盤古と同化した朱謹(ヂュヂン)攻略の最終局面、石隠れの因縁を引き摺るシジャ対画眉丸の決着を経て、めいの口から語られる「てんせん」誕生の秘密を挟んで、その正体が明かされ、伏せていた野望の為に本格的に動き出す蓮(リェン)の暗躍まで。あと1、2巻で完結、と言うところかな。桂花の易によればここからは敵も味方も人員整理がされそうな雰囲気ではあるけれども。どう落とすかな(以下コメ欄に余談)。2020/12/08
うなぎ
13
表紙が画眉丸の最愛の奥さんでやけに笑顔だから、まさか…と最悪の想像をしながら挑んだけど、そうなんなくて良かった。この漫画いちいち心臓に悪いから。2021/09/15
にぃと
13
より多くの命を求めて本土へ向かう蓮を追ってついに島を脱出した画眉丸一行。 あまりにも不穏な予言「生き残るのは男二人と女一人」。実際この巻でもそのうちのいくつかの命が失われてしまった。これからまた失われていくのかと思うと辛い。しかし「名が不明な者は含まれない」ともあるしそこの望みに賭けたい。誰がそうなのかはわからんけど。 物語もクライマックスだろうし早めの次巻に期待したい。2020/12/06
あこさん
12
来たよクライマックス！十禾凄い！まさに天才なんだな、逃げ道の見極め、急所の見極めが。カッコよかった。そしてリエンの真実。陰の姿の美しさ、雰囲気が林檎嬢に似てると思った。子供になった桂花も可愛い、この作者さんの描く子供好き。巖鉄斎の最期カッコいい。にしても「おまえらを倒しに…」ってことは珠現もってこと？まあ、分かり合えそうもないからなあ。最終巻どうなるんだか。楽しみ。2023/04/20
