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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
36
封印から目覚めた邪神は弱体化。使徒を増やすためもあり、たまたま自分の封印を解いた女子中学生の家に居候することに。うーん、ギャップも良いけどまとめて見てもやっぱりこれは少年ジャンプ屈指の楽しい癒し系(おまけのナプタくんの好物にプリンがあることやマグちゃんの読書趣味にもほっこり)。人間よ、マグちゃんとナプタくんの愛らしさと言動に癒されるが良い!!2020/11/06
のれん
16
クトゥルフ神話モチーフのマスコットモンスターコメディ。 魔王のような口調に似合わない、ファンシーな動作や食べ物が笑いを誘う。 モンスター組、人間組共に変わりものやオチ要員はいるものの、全員心優しい奴らばかりで、互いの思いやりにほっこりする。 ヒロインの女の子含め、境遇に若干の哀しさを感じ、ここら辺は日本染みたドラマ要素も入っているようだ。 表紙のちょっとアンバランスな可愛さに愛着を感じたなら読んでみるのも一興かと。2020/11/17
新天地
15
どこかの海辺の田舎町で力を失ったポンコツ破壊神マグちゃんとその封印を解いた少女・宮薙流々の織りなすコメディー。冒頭数ページの真のマグちゃんから解る通り、ラブクラフトの暗黒神話体系を意識した見た目で所々そういったネタも出てくる。しかし別に宇宙的恐怖とかは微塵もなく、とにかくポンコツでも決して分不相応な誇りとイキりを失わないマグちゃんと誰とでも仲良くなれる流々が笑いと癒やしを提供してくれて、現ジャンプでとても貴重な作品である。また、ストーリー展開に合わせた新キャラの登場や、設定の開示のテンポとにかく上手い。2021/03/05
キリル
14
ゆるっと顕現した破壊神コメディ。かつての仰々しい姿はどこへやら、今は喋るタコとなってしまったマグちゃんと流々たちが繰り広げる日常コメディですがなかなか面白いです。堅苦しい言葉遣いなのに行動にどこかユーモアがあるマグちゃんが可愛いです。登場以降出てくるだけで笑いを提供してくれ、説明も徐々におざなりになってくる喋るヒトデこと、ヤドカリマスター・ナプタークさん、好きです。手違いで手下にしたヤドカリを見捨てずに徒党を組んでいたり、燃やされても怒らず丁寧に誤解を解こうとする邪神らしからぬその姿勢が好きです。2020/11/08
いずみ
9
上位存在と人をさげすむ(その理由も納得できる)破壊神が女子中学生と同居…というか「マグちゃん」とペット扱いされつつ(失態するとお仕置きされてる…邪神なのにありえない)、復活の日のための力や信徒を蓄える話なんだが、とても心がほんわりするエピソードが積まれとります。この巻では夏祭りの話かな。後で登場する邪神ナプタークも力無き故に苦労しまくってて憎めないし。ジャンプの新連載では一押し。2020/11/08