りぼんマスコットコミックス ちびしかくちゃん 〈１〉

さくらももこ

集英社（2017/09発売）

• サイズ コミック判／ページ数 162p／高さ 18cm
• 商品コード 9784088674766
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

さくらももこが描く、地味なアナザーワールド
国民的漫画『ちびまる子ちゃん』から飛び出した！　さくらももこによるセルフパロディ漫画『ちびしかくちゃん』!!　「子供の世界にも人間関係がある」のは『まる子』と同じ、だけど本家よりも“何かと角が立つ”のが「しかくちゃん」…　世知辛い世間を生き抜く、「しか子」をみんなで応援しよう！　合言葉は「がんばれ、しか子！」!!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[吉田あや]

さくらももこさんによる「ちびまる子ちゃん」のセルフパロディ。強かさに欠けるドジっ子「しか子」ちゃん。親友たまちゃんならぬ「だま」ちゃんは人の不幸を好み、可愛く優しい城ケ崎さんすら邪悪さを秘める世知辛いしか子の世界。でもぱなまクン（花輪クン）はお金持ちで、ヒロシの無責任さのブレなさ具合は健在！友蔵じいさんほど優しくない友象は心で焦りの俳句を詠み、しか子ちゃんは毎週「ちびまる子ちゃん」を見ながらまる子の奔放さに憧れる。渡る世間は鬼ばかり、がんばれしか子！

2018/12/29

[たーさん💎💎]

ブラックだわ～ しかちゃんがかわいそすぎる? だまちゃん酷い。ちびまる子ちゃんの登場人物が出てて名前を少し変えてるけどみんながしかちゃんをいじめてる。家族もしかちゃんに優しくない?これはこれでパロディとして読めば面白いとこもあるけどね。 1巻だったって事は、さくらさんはこの後も続けて書こうと思ってたんだろうな。2巻も読みたかったな?

2018/10/04

[青蓮]

どうやらこれは「ちびまる子ちゃん」のセルフパロディらしい。闇を感じる。ブラックねた色々。だまちゃんが一番酷いかも ひょっとして作者の過去が入ってたりして

2018/08/30

[★YUKA★]

これは…ひどい(笑) 理不尽な事ばかりで、しか子が可哀想になってしまいました(´・ω・`) だまちゃんの悪さ！ 読んでいて心が荒みそう、、でも嫌いじゃないです。 久々に『まるちゃん』の方を読みたくなりました。

2017/10/17

[ぐうぐう]

さくらももこによる『ちびまる子ちゃん』セルフパロディ。本家にも毒はあるが、『ちびしかくちゃん』を読むと、『ちびまる子ちゃん』が良薬のように思えてくる。四角いだけあって、角が立つのだ。主人公しか子は、まる子に比べるとしたたかさに欠ける分、世渡り下手だ。しかし、最大の変化は、だまちゃん（たまちゃん）。人を罵倒し、人の不幸を好むのだから、たまちゃんとは真逆のキャラと言える。しか子がテレビで『ちびまる子ちゃん』を観るエピソードがあるように、本作はパロディでもって、本家を照射する、そんな目的で描かれているようだ。

2017/09/27