クイーンズコミックス 本棚の神様

深沢かすみ

集英社（2009/03発売）

• サイズ コミック判／ページ数 242p／高さ 19cm
• 商品コード 9784088655239
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ばー]

文学作品を現代日本の舞台で再構成したもの。読んだことある作品もあればそうでない作品もあり、少女漫画チックにされていますが、興味深く読むことができました。おススメはイプセンの「人形の家」。少しリドルストーリー。

2013/09/30

[栞]

7作の物語が収録。さまざまな主人公が抱える、それぞれの悩みを1冊の本と出会いふれあいを描く。物語に登場する本をコラムという形式で各ストーリーの後に解説があり、未読の本を読んでみたいと思わせてくれる。ストーリー部分が少し唐突に終わるところがあるのが残念ではあるが、未読の古典を知るいいきっかけを与えてくれるブックガイド的コミック。私としては別のブックガイドコミックが素晴らしいので、それを超える作品ではないが、あの作品を別にするとこちらもいい作品だと思う。

2014/01/28

[緋莢]

娘を家族に預けてまで歌手の夢を追う母親、自分を引き立て役に使う友人、毎年、同じ時期にホテルに滞在する豪華な身なりの老婆・・・様々な人たちのドラマの中に関わってくる文学作品。７つの話と７つの名作を描いた短編集。

2010/03/07

[mayunit]

漫画：古典文学なんて教科書でしか読んだ事がないからタイトルとあらすじぐらいしか知らないけど、ちゃんと読んでみたいと思った。「風立ちぬ」のおばあちゃん、かっこいいなぁ。

2009/03/24

[チキラ]

本好きにはたまらないオムニバス。家族関係に、夢に悩む主人公たちが、ふと一冊の本に出会いながら、それぞれに生きていく物語。結婚生活や離婚後など読む層は高め。本と出会い救われる…というより、それぞれの物語が本に連想される形式を取っている。古典的な名著を読んでみたくなる短編集だった。話ごとにある解説がまた良質で、出てきた作品の作者説明から作品の背景、漫画内容の解説などためになった。

2013/06/01