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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
87
読んでて重い。森田兄弟の金への執着は、父親の会社を取り戻すためにあったのですね。忍は天才肌で、薫は常識人。薫の復讐心が生きる原動力となっていたが、その復讐を叶えてしまったら、その後は何をすれば良いのか?またはぐちゃんが浜美祭のガラス板の事故で右手が動かなくなる。彼女は芸術に全てを捧げで、「もしも私が描くことを手放す日が来たらその場でこの命をお返しします」と思う決意のある人間。忍が生きてるだけで良いと告白し、はぐの返答は次巻。竹本くんがはぐちゃんに惚れたのは、目的地を持っている人の覚悟だったことを知った。2020/03/15
あむ
63
終わりの始まりの幕が上がる。読み進めるのが辛い。もう終わっちゃうのかな。涙が止まらない。2014/02/22
まろんぱぱ♪
56
終わりの始まりの幕が上がる。森田兄弟だけでなく、はぐの周りの幸せな時間の終わりが始まります。読み返すと、真山がいる、はぐがいる、あゆが笑っている、森田も竹本も、皆がいた海のシーン泣けて来ます。竹本とはぐと心の距離が縮まる。右手の痛みに耐えるはぐの表情が切ない。とはいいながら、羽海野センセ、ちゃんと、用意してるし、山崎いぢり(笑)美和さんの切れ味良い御言葉、大事にしろよ(笑)牛スジと金柑の砂糖煮は、字面だけだと美味しそうですが、殺人パティシエ山田、流石です(笑)2016/06/26
吉田あや
46
やってみたいこと、新しい世界への箱が目の前に無限に散らばるはぐちゃんの心。時間は長いようで短いのに、迷って、悩んで、真っ直ぐには進めない。作ることへの心のもやもやが少しほどけて自分をまた取り戻し始めたはぐちゃんに不運が…。いつだって進むべき道を一緒に探し揺らぐことなく支えてくれる人と、強く心が惹かれる人。それぞれの想いとぞれぞれの目指す場所。人生は選択することの連続で、流れる時間はとめられないから切ない。2014/08/01
ソラ
44
8巻と打って変わって今まで描かれなかった重い部分やはぐみの芸術家にとって致命的ともなりかねない事故が描かれ、いよいよ物語が終幕へ向けて加速し始めた。これから最終回へ向けて登場人物たちがどうやって自分の在り方を決めていくのか気になる。2012/06/10