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出版社内容情報
国家の行く末を案じて、オスカルは自ら王室の近衛隊を辞し、激しい反発にあいながらもフランス衛兵隊の指揮をとる。そんな時、父による結婚話が持ち上がり、自分の生き方に迷い始めるオスカル。そして、オスカルへの報われない愛に苦しむアンドレは…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
63
アントワネット色が薄れて一気にオスカルとアンドレの物語、背景はフランス革命へと傾き始める転換期にあたる5巻。すべてが切ない。そして読む度にオスカルの人物造形の素晴らしさに改めて惹き込まれる。身分や政治の酷さに関して程度の差はあっても、人間が存在する限り平等は永遠に訪れることはなく、争いも差別も無くなりはしない。時代は変わり文明は発達しようとも、人間の本質も問題も変わらないものだなあ…と暗澹たる想いに包まれたところにルイ・ジョゼフ、ディアンヌと畳みかける哀しみが苦しい。2020/01/25
むらさきいろの薔薇が好き
7
再読。オスカルと衛兵隊員の心の距離が近づく。アンドレ、オスカル結婚の話しに呻き無理心中しようとする。ジュエローデルのキスにアンドレを思い出すオスカル。2025/03/20
クサバナリスト
4
オスカル、女として生きなおすのか? アンドレの目は? そして時代は三部会開催へと・・・ このままオスカルが男装のまま生活してたら、数年後にはロペスピエ-ルに粛清されるよね・・・ 2015/10/28
れじーな
2
アンドレにとってアランは初めての友達なのでは、とふと思いました。オスカルの遊び相手として貴族の世界に足を踏み入れ、ベルサイユに入ることを許されもしたけれど従者であることには変わらず、だとすれば初めて身分を気にせず付き合える相手を手に入れたのだと思うのです。この辺りはオスカルとの恋愛の行方にばかり目が行くのですが、これも貴重な出会いだったのだな、としみじみ思うのでした。マリー・アントワネットに貫禄が出てくるのもこの頃ですが、何だか彼女の思考はあくまで押さえつける側の思考で、なかなか共感しにくいです。2012/02/12
うろん
1
完全版