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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
31
「1994年米騒動!の巻」が気になって再読。当時食べたタイ米のレトルトカレーは美味かった。「米の備蓄政策の失敗だろ」というセリフが印象深い。2024年は備蓄していてもルールの都合で出てこないから、結局また不足している。やれやれ。銭湯は最近行ってないが、子どもの頃は一度も牛乳を買ってもらえなかった。いつか体験しよう。あと中川が「漫画はビッグビジネス」と言っている。たしか出版業界の売り上げは1996年がピーク。さすがの著者もいまの状況は予測できなかったか。いい時代の最中で終わりの始まりを認識するのは難しそう。2024/09/12
Y2K☮
29
94年出版。VRにこの頃から着目していたとは。カーナビの仕組みの説明や米の減反政策に対する批判など、本作は子ども相手でも手を抜いてなかったなと改めて思う。タイ米、当時食べました。私は好きだった。米がトイレットペーパーに変わっただけで、いまも日本人の心根は変わっていない気がする。ところで部長が両さんに活字を勧めるくだりの初級「罪と罰」と上級「人間失格」は逆では? あと「カラマーゾフ」は中級どころじゃない。「ロボット三等兵」に興味が出てきた。「こち亀」は読み返すたびに「こういう漫画必要だな」という結論に至る。2020/12/22
mitei
18
米騒動が時代を感じた。祭りの話は珍しく両津のオチパターンじゃなかったのがよかった。2012/10/28
ツバメマン★こち亀読破中
12
物持ちのいい両さんの実家から、8ミリフィルムが見つかったのをきっかけに、派出所メンバーの昔の8ミリを持ち寄り上映会。“フィルム”とくると、やはり“エロ”は外せない。てことで、最後のコマで部長が激怒という予定調和に(笑)…90巻へGO!2022/06/30
不自他
9
傑作巻。中川さんがテレビの密着番組の主役に抜擢される。両さんが過剰に演出するけど破綻せず綺麗なオチで◎。車回は麗子さんが正規の制服を着用して貴重。社会風刺強めの米回では「平成の米騒動」に両さんが強く喝を入れる。お婆さんの慎み深い台詞は金言。運転下手で度々エンストを指摘されていた白鳥さんが(ATに改造した)F40に乗って登場。当時はカーナビの黎明期?活字VS漫画の回で活字派の部長を論破する絵崎教授が痛快。珍しく良い事言った。その台詞通り、日本の漫画・アニメは世界への躍進を果たした。