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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
33
読む前の想像以上。子どもには人気が高かったのに、核戦争というテーマの重さゆえに連載を打ち切られた作品。大人の側の忖度が非常に残念だと思う。「今日は泣いてもいい、でも明日泣くのはよそう」 子どもたちはお互いを励ましあいながら、有名なラストの後も生きていくのだろう。戦争の犠牲になるのはいつも弱者、特に子どもや女性だということは、最近とくに核の脅威が迫った今こそ知っておきたい。少年誌の連載だが、巻末に紹介されたファンレターは、合わせて4人とも小~高の女子からのもの。感想文として大変よく書かれていることに驚いた。2023/10/30
fest@蔵書整理中
3
リアルタイムで読んだ時は怖かったです。幼い日のトラウマですが、今読むと名作
こ~ふ
3
小学生の頃にリアルタイムで読みました。可愛らしい絵柄とは裏腹に、結構重いストーリーだったので印象に残っています。 偶発的に起きた核戦争後の世界で、学校に設置されていた地下シェルターへ避難したため生き残る事の出来た小学生達&担任の先生との、苦難に満ちた日常をコミカルに、そしてシリアスに描いた作品です。 3.11を経験した今読み返すと当時とはまた違った読後感で、色々と考えさせられます。 人と人との繋がり・日頃当たり前に思っていた人(物)のありがたさ・・・など。 個人的には「漂流教室」に匹敵する名作!
卯上
3
偶然シェルターに入れたことから難を逃れることの出来た122人の小学生と1人の女教師が、核兵器によって崩壊した世界を生き抜こうとする物語。シリアスさとコミカルさ、そしてメッセージ性をバランス良く配置して次々と展開するこの作品は、数あるジャンプ連載短命作品の中でも「名作」のひとつではないかと思います。絶版ですが、たまにまんだらけで全2巻セットを見掛けます。2009/12/03
洪七公
1
読了1987/08/05