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出版社内容情報
遠くに引っ越した友達から届いた「シロツメクサが咲いていた丘で遊べなくなってしまった」というお手紙に知世ちゃんは…? いつも温かな言葉にあふれている物語、11編を収録したロング・ヒット・シリーズ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
96
随分昔から描かれてきた作品なのだそうだけど、僕は今回が初めて。母を亡くし、父と二人暮らしをする知世を主人公に繰り広げられる日常ドラマなのだが、なんともあたたかな、優しい気持ちになれる良い作品だった。かなりおませで、物分りの良い女の子だけど、父親との会話の端々に見る愛情や甘えが可愛いし、父親の言葉には心に残るものがいっぱいあった。舞台は日本なんだけど、昔観たヨーロッパの映画でこんな感じの作品があったような・・でもタイトルが思い出せない。2013/09/02
ゆか
41
りんごの木の里親の話、母の日にショッピングモールでカーネーションをもらう話、ご飯の妖精の話が好き。りんごの話 アケボノさんが、ベランダから知世ちゃんに「ちゃんと育ってるよ、大丈夫」と言うシーンがよかった。カーネーションの話 自分も、母がいなくてつらい思いをしているのに、自分が父のことを友達に話したことで父がいない人がいたことに気づき、反省する知世ちゃんがよかった。ご飯の妖精の話 「さよならは常に少々悲しいけどありがとうとセットになると小さな勲章に変わる」というところがよかった。2016/05/02
ペルー
36
何度も読んだ大好きな作品の、新シリーズ(?)。なんか知世ちゃんの顔がが丸っこくなっちゃって、残念。でも、続きが読めて幸せ😆🍀2019/05/18
ぐうぐう
14
『Papa told me』における知世とパパは、理想の親子として描かれている。そのパーフェクトっぷりは、ファンタジーかと思えてくるほどだ。このような親子は、フィクションの中にしかいない。しかしそのことに、榛野なな恵は自覚的だ。だからこそ彼女は、この理想の親子のそばに、傷付き、惑い、問題を抱える人々を配置する。そんな人々が、知世親子に癒されていく。つまり、フィクションが現実を癒す力を、榛野なな恵は信じているのだ。2012/09/04
P太郎 ̄(=∵=) ̄
13
初期の頃の、シックで英国絵本をベースにしたような、哲学的で優しいシリーズのファンでした。絵が変わって北欧好きになったようです。前シリーズで扱いが雑だった宇佐美氏が、売れない作家のお坊ちゃんぶりが愛嬌が出てきました。清少納言研究のアケボノさん、いいキャラだ。2025/07/13