マーガレットコミックス 宇宙を駆けるよだか 〈３〉

川端志季

集英社（2015/12発売）

• サイズ コミック判／ページ数 133p／高さ 18cm
• 商品コード 9784088455037
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

あゆみと距離を置くかつての恋人・水本と、そばに寄り添い続けてくれた火賀。そのふたりが「赤月の日」に入れ替わってしまい、困惑するあゆみだったが…。一方、美しい容姿も恋人も手にしたはずの然子は絶望を深めていき…。
愛されるべきは、外見か、中身か。衝撃のクライマックス──!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[英知＠マンガ専用]

しろちゃんの真意がやっと知れて良かったです。やっぱりあゆみのことを考えてのことだったんですね。海根さん最後の最後までヒヤヒヤさせられましたが、気持ち変わってくれて一安心でしたね。元に戻るまでが駆け足気味だったかなぁ～と思ったけど、無事４人とも元に戻ったからいいや！火賀くんホントに素敵な人だ！あそこで身を引くのも格好いい！おまけマンガのその後が良くて、仲良くなったあゆみと海根さんのお話をもっと読みなくなりました！！入れ替わり状態でのそれぞれの家での様子も面白かったですｗ特に海根母と火賀くんｗ

2015/12/29

[ちゃりんこママ]

命懸けで取り戻す、自分のあるべき姿ね。私は正直、元に戻ったウミネちゃんが可哀そうに思う。

2017/12/04

[JACK]

○ 赤月の魔力で身体が入れ替わったあゆみと然子。あゆみの美しい容姿と恋人を手に入れ、幸せになるはずだった然子。しかし、その恋人は、醜い然子の身体に入っているあゆみが好きだという。然子は愕然とする。愛されるべきは、外見か、中身か…。赤月の設定はほとんど説明されず、入れ替わりの法則を説明する謎の女も鳥もほぼ放置。赤月が終わるという話も唐突出てきたり。悪意を持った入れ替わりという設定は面白かったが、突拍子も無い入れ替わりの法則に納得出来ないまま終わってしまった。物語自体は好きなだけに残念。

2016/09/13

[うめ]

んー。やっぱり、元に戻って大団円よりも、然子の体で美しくなり、持ち前の優しさで、家族とも恋人とも、もちろん、然子の入ったあゆみとも、仲良くなるラストの方が良かったかな。

2016/12/11

[しの]

火賀とシロちゃんも入れ替わり、ちぐはぐ状態。とうとうシロちゃんの真の狙いも明らかに。後半は駆け足だった印象だが、３巻ですっきり終わったのはよかった。あゆみの最後の選択は賛否両論ありそう。同じ女であるあゆみが然子の身体に入ったからこそ、然子の傷ついた過去や孤独を少しでも察することができたんだろうな。たしかに外見は第一印象を決めるし、それによって理不尽な扱いを受け、どんどんマイナス方向に行ってしまうかもしれない。それでも、前向きな姿勢であれば、どんな見た目でもみんなに好かれる。卵が先か鶏が先かみたいな理論。

2016/06/10