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出版社内容情報
人生のひとかけらたちをつなげた、珠玉の物語
人生は、星のように瞬く。ときに鮮やかに、ときに柔らかに──。少年・ルカの様々な人生の地点を描いた表題シリーズ他、読みきり2編を収録。
【収録作品】星の子 17光年の緒/星の子 天動説とそらの底/星の子 星と風の子/afterglow/眠れる森の少女
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぶり
34
わーん可愛いなぁ。私も丁度この年齢の子達を相手にすることが多いので凄くわかります。前から思ってましたが、羽柴さんは子育て経験があり子どもが好きなんだろうな~と(^^)それぞれの年齢の特徴をきちんと理解し、その心理描写も上手いです。寝返りを頑張る赤ちゃんの気持ちや、小学生くらいの子の歳の近い子へ対する対抗心とか。そして、就活に悩む青年の気持ちもよくわかる。最近の子とかこういう子多いんじゃないでしょうか。自分が何をしたいのかわからない、就職ってしなきゃいけないもの?誰でも一度は考えてぶつかりそうな壁ですね。2014/01/31
桜流し
26
【借り物】少年・路加(ルカ)くんの様々な人生の地点を描いた表題作を始めとする短編集。なんてあったかくて眩しい家族愛の話なんだろう。なんだか路加くんの誕生から就活に悩む現在までを優しく見守る、羽柴さん自身の目線を感じるような気がしました。また、この表題作には人生における自分の「原点」を思い浮かべ前へと進んでいく、というメッセージが込められているんじゃないかとも思った作品です。就職も子育ても、私にはこれから経験することばかりですが、もし行き詰まったら路加くんのお話を思い出すのもいいですよね。2014/03/14
あきら
15
絵がとんでもなく好み。本当に。すごく好き。表題作は、当たり前のようにあるけれど実は当たり前ではない 大切なものに気付かせてくれる 切ないけれど、あたたかいお話。お母さんに会いたくなった。「眠れる森の少女」は秋田の方言がすごくいい。おばあちゃんかわいい。2014/10/25
ブレーメン
13
うまれた事の奇跡。当たり前の事を普通に感じれる奇跡。ルカくんの、人生のその時々にスポットを当てた短編集。他、2編の短編も素敵でした。兄弟って、本当に有難い存在ですよね。普段は言わないですけどね。絶対にね。2014/01/28
緑茶
9
う~~~!う~~~!秀逸すぎる。家族が!ほんと、羽柴さんの描く家族愛が。なんだろう、この雰囲気は。独特で濃くて、でも、ほっこりで、繊細で。淡々とした表情が多い中に、これだけ既視感というか、自分にも記憶のある家族とのやりとりとか、共感できる寂しさとか、うまく言えないけど、高校生のときの記憶を思い出すときの情景を詰め込めるこの人は、天才なんじゃなかろうか。人物の心情を丁寧に書いているからなのかな。すごく好きでした。2014/01/27
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