マーガレットコミックス ココハナ Ｐａｐａ ｔｏｌｄ ｍｅ 〈Ｃｏｃｏｈａｎａ Ｖｅｒ．９〉 花冠をあげる

榛野なな恵

集英社（2021/04発売）

• サイズ コミック判／ページ数 184p／高さ 18cm
• 商品コード 9784088444604
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[のこ🐈]

連載30周年とのことで、巻末に榛野先生のインタビューが。くるみ割り人形をXmasに見る、というのは後付け設定なのだとか。そうなのかー。こういうインタビュー、大好きです。あのご夫婦が知世ちゃんたちのマンションに引っ越してきて、その理由を色々知る。なるほど。転校生の気持ちとか、周囲の気持ちとか、なかなかうまくいかない感じに「分かる分かる」ってなったり。今回もつらつらと読んで、何でこんなに懐かしい感じがするんだろ？　と思いつつ本を閉じました。

2023/01/05

[ぐうぐう]

仲間の一人に恋をした女子学生が、その想いを伝えられないのには、傷付きたくないという気持ちがあるからだ。彼女の経験値が臆病を招き寄せる。転校生のえみかは、その逆の原因で臆病になっている。まだ小学生のえみかは、内気な性格が災いし、クラスメートの輪の中に入ることができない。なんでもないことができないのは、彼女の経験値の少なさから来ている。では、老作家・鹿野崎の場合はどうだろう。人里離れた山荘で一人暮らす鹿野崎は、蓄積された経験値の末に辿り着いた場所であるはずが、（つづく）

2021/05/15

[ゆか]

作家のお父さんと二人暮しの小学生の知世。お母さんは病気で亡くなっている。二人の住む街に色んな事があり、色んな人と出会う。スマホとかパソコンとか確か出てこない、そんな世界。セリフ一つ、人物の機微がしっかり描かれていて、素敵です。

2021/10/08

[ろびん]

★★★★☆いつも考えさせられる。いろいろ雑貨が可愛い。

2021/05/23

[わさわさ]

この作品を読むと、日常の中にほんの少し楽しみや幸せを見つけられるような気がする。北原さんと百合子ちゃんは憧れだなぁ。憧れの北原さんを描いた「ブルーブーケ」から、ちょっとうっかりな等身大の一面を描いた「サマーハウス」の流れがお気に入り。新天地に引っ越してきた夫婦を描いた「ハッピートゥギャザー」も好きなお話。

2021/04/25