感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
35
「おやおや、まだ仮免中なのにそんなに感動してもらっちゃ困りますよ・これからもブリバリ努力してくれないとそれに相応しい勇者になれませんからね!」。勇者により魔王が倒された事で、魔物達がその精神支配から解かれ平和に生きる怪物島・デルムリン。この島で魔物に育てられ勇者に憧れる少年として育った唯一の人の子・ダイ。王家の儀式として島を訪れたパプニカの王女レオナとの出逢いが彼を壮大な冒険、それも大冒険へと導いていく。新作TVアニメ化に合わせてパートカラーも収録した新装版で、30年前の名作が蘇る(以下コメ欄に余談)。2020/10/10
nishiyan
19
モンスターたちが平和に暮らす何回の孤島デルムリン島に住む勇者に憧れる少年ダイ。そんな彼が勇者の家庭教師アバンと出会ったことから始まる大冒険の第一巻。ブラスじいちゃんに育てられたこともあって人の悪意などを知らず天真爛漫に育ったダイが人に触れていくことで様々な感情を得ていくのは面白い。そこにアバンが登場して勇者としての道筋をつけていくというのもまた興味深い。ハドラーによって引き出された竜の力とダイの今後に目が行きがちだが兄弟子ポップの成長する姿も良い。ハドラーとの激闘を経て、旅立った二人はどうなるのか楽しみ。2020/10/01
のれん
17
アニメ放送と同時に発売された新装版。 連載時のカラー絵も再現されていて淡い配色がノスタルジーを感じさせるし、初期絵柄のポップな可愛い等身はラストまでのシリアスを知っていると最早違和感すら感じる。 しかし物語自体はいつまでも色あせない少年心が燃える冒険小説であることを貫いている。アバンストラッシュはアッコ良すぎる。 勇者に憧れる少年が姫や師匠、兄弟弟子に出会い成長していく、勇気の物語だ。 そしてハドラーさまの最初の小物感あふれるデザインに吹く。作者も考えていないこの週刊連載感も魅力の一つだ。2020/10/04
うさみP
15
『オレの部下になれ!そうすれば世界の半分を与えてやるぞ!!』祝再アニメ化。幼少期にレンタルビデオで本作を知り、廃品回収で流れてきたコミックで飛ばし飛ばしに読み、文庫版を買い揃えて完走。ベギラマやバギクロスなど少年誌的には魅せが地味な魔法をポーズという形でカッコよく表現したのが印象的で、アバンストラッシュよりマネしたかも。DQ5世代なので、以前の作品をプレイした後に、改めて読むと色々発見があったな。ハドラーさまの敗北の物語もここから。2020/10/04
ホシナーたかはし
13
連載時は中学から高校、途中で止めたのと懐かしくなったので購読。鳥山明感というか王道展開というか、こんなんだったけ?て気分。2020/12/31