出版社内容情報
義足のパラアスリート谷真海、
東京2020パラリンピック挑戦の記録
走幅跳でアテネ、北京、ロンドンのパラリンピック3大会に出場し、2013年には東京オリンピック・パラリンピック招致プレゼンテーションでの名スピーチによって一躍パラリンピアンを象徴する存在となった佐藤真海(当時)。その後、結婚&出産を経て、競技も走幅跳からトライアスロンに代えて、彼女は谷真海として再び夢の舞台をめざす。
障がいクラスのパラリンピック除外、コロナ禍、開催延期……幾多の困難を乗り越え、ただひたすら「スポーツの力」を信じて走り続けたその生きざまを、2年半に及ぶ密着取材、貴重な撮り下ろし写真で解き明かすドキュメンタリー。
東京パラリンピックがゴールじゃない、障がい者も健常者も生きやすい共生社会の実現に向けて私たちみんながなすべきことは? 一緒に考えるヒントが詰まった1冊です。
【著者略歴】徳原 海(とくはら・かい)
1978年8月5日生まれ、大阪府出身。雑誌メンズノンノでの編集アルバイトを経て2005年にフリーランスのファッションエディターとして独立。2008年にはアイドルグループ嵐の5大ドームツアー写真集〈ARASHI IS ALIVE!〉(集英社)の編集を担当。近年はブランドの広告ビジュアルやカタログ制作なども数多く手がけている。またファッション関連の仕事と並行しながらバスケットボールやスノーボードを中心にスポーツメディアへの寄稿も増えており、これまでのべ200人以上のアスリートの取材を行っている。
内容説明
かつて佐藤真海として、走幅跳でアテネ、北京、ロンドンのパラリンピック3大会に出場し、2013年には東京オリンピック・パラリンピック招致プレゼンテーションでの名スピーチによって一躍パラリンピアンを象徴する存在となった。そんな彼女が、結婚と出産を経て、トライアスロン選手として再び夢の舞台をめざした背景にはどうしても日本で暮らす私たちに向けて発信したいあるメッセージがあった。義足のアスリート谷真海、東京パラリンピック挑戦の記録。
目次
序章 東京2020パラリンピック
第1章 原点―義足のアスリートになる
第2章 転機―東日本大震災を経て
第3章 新たな挑戦―招致スピーチ、そしてトライアスロンへ
第4章 逆境―障がいクラスのパラリンピック除外
第5章 悔し涙の先に―ローザンヌでの出来事
第6章 回想―命の尊さを胸に
第7章 空白、そしてリスタート―パンデミックとの闘い
第8章 証言―パラスポーツと社会の懸け橋に
第9章 決意―「スポーツの力」を信じて
第10章 東京2020パラリンピックを終えて―限界を超えた先に見えたもの
著者等紹介
徳原海[トクハラカイ]
1978年8月5日生まれ、大阪府出身。雑誌メンズノンノでの編集アルバイトを経て2005年にフリーランスのファッションエディターとして独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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Yuka