出版社内容情報
伝説の大ヒットシリーズ『炎の蜃気楼』のイラスト&小説集発売!1990年にスタートし、空前のブームを巻き起こした『炎の蜃気楼』シリーズが今年30周年を迎えます。その節目の年に、シリーズ集大成となる1冊をお届けします!【収録内容】A5判ソフトカバー、144P★東城和実、浜田翔子、ほたか乱、高嶋上総によるカバーイラスト★東城和実、浜田翔子、ほたか乱、高嶋上総による描き下ろしカラーイラスト★桑原水菜による書き下ろし番外編小説(本編、邂逅編、幕末編、昭和編の4本立て)合計46P★雑誌Cobalt全員サービス企画のテレホンカード、カレンダー等の秘蔵イラストセレクション★読者から募集した秘蔵資料画像など★表紙の題字は「舞台炎の蜃気楼昭和編」の主演を務めた俳優&書道デザイナーの富田翔
内容説明
ここでしか読めない書き下ろし小説、4人の装画家による描き下ろしイラストを含む、伝説の大ヒットシリーズの集大成がここに。炎の蜃気楼30年の軌跡。彼らと再会できる―桑原水菜書き下ろし番外編小説46P。“本編”“邂逅編”“幕末編”“昭和編”のカバーイラストに加え、4人の装画家による描き下ろしカラーイラストを収録。そのほか、カレンダー、テレホンカード、雑誌掲載イラストをピックアップ。“特別企画”読者提供による秘蔵資料を一挙ご紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やっと目が覚めた
16
前半は圧巻の表紙イラスト集(書き下ろし含む)、後半は、邂逅編、幕末編、昭和編、炎の蜃気楼、の四編の書き下ろし小説。景虎の残り香「仏の残香」のキーワードが直江によって、語られている。どれも懐かしくて感涙モノなのだが、「La grace」は、言い様の無い切なさに胸が苦しくなる。全巻読んで尚、泡立ち、掻き立てられ、惹き付けて離れない、これはいったい何だろう。2020/11/30
青蓮
15
「炎の蜃気楼」ファンなら必読の一冊。昭和編の舞台化で景虎役をされた富田翔の題字も素晴らしい。書き下ろし小説も「邂逅編」「幕末編」「昭和編」「平成編(本編)」と4つの時代をベースに書かれたものであるが、これも全てが繋がっている作り(環結)となっているのが凄い。ミラージュ記念本というべき一冊と言えよう。ミラージュは愛して止まない名作。2020/12/13
だいらかずよ
12
懐かしいしか出てこない…本編のカバーイラストに始まり(各先生の書き下ろしがまた笑わせてもらえたwww)コバルト本誌のイラストとか(知らないものもあった!)先生の書き下ろし短編集も素晴らしかった!あの頃に瞬間戻った!(邂逅編あとからじわじわと笑いが襲ってきた…だって景虎見る目がみんな親戚のおじさんなんだもん!そして2度目の換生がなぜかKingGnuの井口が脳内再生されて一人で悶えたwww)多分これで最後なのかもしれないけど私はまだまだミラ読みたい人です。2020/11/30
さとみん
10
「うわー!懐かしい」と叫んでしまった各巻の表紙イラスト。邂逅編のまだぎこちない夜叉衆の雰囲気、幕末編の時代の熱気に当てられた姿、昭和編の緊迫感、そして始まりと終わりの本編。時系列順に収録の書き下ろし短編は、作中の400年という時間と読者側の30年という時間が重なるような不思議な気持ちになった。思春期にこのシリーズに出会えたことは私にとって救いだったんだろう。そう思える今が幸せだ。2020/12/13