出版社内容情報
世界に散らばった、化石みたいな恋とセックスの欠片に捧ぐ(まえがきより)~
この世に男と女がいる限り、恋だの愛だの修羅場だのは永久に避けられないもの。そして、わが国ニッポンにおいては、なんだか独自の男女生態系がハッテン中。
愛しているのに腹立たしいとはこれいかに? 女は本能で体感できることが男は10回生まれ変わっても理解できないのはこれいかに? 時代が流れようと事件が起きようと、進化してるのか退化してるのかどうかも曖昧な現代男女の実態を気鋭の書き手が分析。もはや「涼美節」ともいうべき、独特の視点と描写と文体が浮き彫りにする男と女の最新エンサイクロペディア。
【目次より抜粋】
1分類●恋愛類天敵目シュラバ科
ノリの良い女‾サービス精神旺盛なヤリマンのその後の話
処女信仰男‾20歳の責任とるなら30代の責任とってほしい話
聞かない女‾男への平和的質問の手法なんてある? の話
メンヘラ製造男‾すこーし愛してながーく愛してはキツイ話 ほか
2分類●セクシャル類ニッポン目依存科
自称「卒業した」男‾おじさんのマウンティングが見苦しい話
夢と現実の高低差女‾性格が良いと身体を売る話
ニッポンの不倫男‾罪悪感がないにもほどがある権利主張の話
パパ活培養女‾不倫と売春で勘違いブスができるまでの話 ほか
3分類●意識高い類ポリシー目共食い科
思春期積み残し男‾今更覚えたてのタバコをふかされてもな話
主人公の男‾オナニーみたいなセックスに承認欲求が追加されたような話
フェミニーナな女‾自己主張も自己犠牲もなく来ちゃったよね、てっ話
俺ぁこんな村嫌だ女 ‾イタさを恐れない田舎モンは強いという話 ほか
4分類●無敵類ハッテン目ガラパゴス科
元「めちゃモテ」女‾ぷっくり唇がここに来て大火傷を負ってる話
代理店系メンタリティ男‾独特のカタカナが名刺を彩ってる話
長文の女‾メンヘラの強靭なメンタルの話
堀江ワナビー男‾いいからお前は会議に出ろの話 ほか
【プロフィール】
鈴木涼美(すずき・すずみ)●1983年東京都出身。慶應義塾大学環境情報学部卒業、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。大学在学中からキャバクラ嬢などを経験し、20歳の時にAV女優デビュー。大学院卒業後は日本経済新聞社に入社し、都庁記者クラブや総務省記者クラブなどで5年半勤務後、退社し、著述家に。大学院での修士論文が2013年に『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』として書籍化。他、著書は『愛と子宮に花束を ‾夜のオネエサンの母娘論‾』『おじさんメモリアル』『オンナの値段』『女がそんなことで喜ぶと思うなよ 愚男愚女愛憎世間今昔絵巻』など。
目次
世界に散らばった、化石みたいな恋とセックスの欠片に捧ぐ
1分類 恋愛類天敵目シュラバ科
2分類 セクシャル類ニッポン目依存科
3分類 意識高い類ポリシー目共食い科
4分類 無敵類ハッテン目ガラパゴス科
ファンダメンタル・ディスタンス
著者等紹介
鈴木涼美[スズキスズミ]
1983年東京都出身。慶應義塾大学環境情報学部卒業、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。大学在学中からキャバクラ嬢などを経験し、20歳の時にAV女優デビュー。大学院卒業後は日本経済新聞社に入社し、都庁記者クラブや総務省記者クラブなどで5年半勤務。退社して著述家に。大学院での修士論文が2013年に『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』として書籍化。世相や男女・人間関係を独自の視点と文体で表現するコラムやエッセイが話題を呼んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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