アメリカを動かす「ホワイト・ワーキング・クラス」という人々―世界に吹き荒れるポピュリズムを支える“真・中間層”の実体

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アメリカを動かす「ホワイト・ワーキング・クラス」という人々―世界に吹き荒れるポピュリズムを支える“真・中間層”の実体

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087860900
  • NDC分類 361.85
  • Cコード C0098

出版社内容情報

トランプ政権誕生の原動力となった白人の労働者層の怒りと絶望、エリートへの恨み。アメリカ社会に限らず、現在、世界に広がるポピュリズムと深刻化する格差問題の根本に切り込む。


内容説明

二〇一六年、一一月、米大統領選挙で、ドナルド・トランプが勝利し、世界に衝撃を与えた。トランプ大統領誕生の原動力となったのは、ホワイト・ワーキング・クラス。かつてアメリカの製造業を支えたブルーワーカーで、一つの企業で真面目に勤め上げ、家族を養うことを美徳としてきた人々が、時代の流れとともに居場所を失い、政府やメディアなどのエリート層からは軽んじられて大きな怒りと失望を抱えている。トランプの政権運営が迷走する今も、揺らぐことがない彼らの怒りはポピュリズムという形で世界に広がりつつある。

目次

なぜ、階級の話をするのか?
ワーキング・クラスとは、どんな人々なのか?
なぜ、ワーキング・クラスは貧困層に反感を抱くのか?
なぜ、ワーキング・クラスは専門職に反感を抱き、富裕層を高く評価するのか?
なぜ、ワーキング・クラスは仕事がある場所に引っ越さないのか?
なぜ、ワーキング・クラスは大学に行こうとしないのか?
なぜ、ワーキング・クラスは子供の教育に熱心に取り組まないのか?
ワーキング・クラスは人種差別者なのか?
ワーキング・クラスは性差別者なのか?
ワーキング・クラスは製造業の仕事が戻ってこないことを理解していないのか?
なぜ、ワーキング・クラスの男性は「ピンクカラー」の仕事に就こうとしないのか?
なぜ、国からもっとも恩恵を受けているはずの人たちが、感謝しないのか?
リベラル派はこれまでの重要な価値観や支持者を捨てることなく、ワーキング・クラスを受け入れることができるのか?
なぜ、民主党は共和党に比べて、ワーキング・クラスの扱いが下手なのか?

著者等紹介

ウィリアムズ,ジョーン・C.[ウィリアムズ,ジョーンC.] [Williams,Joan C.]
カリフォルニア大学ヘイスティングズ校法科大学院労働生活法センター初代所長。過去四半世紀にわたり女性の地位向上に関する議論において中心的な役割を果たし、ニューヨーク・タイムズ・マガジンでこの分野における「ロックスター的存在」と紹介された

山田美明[ヤマダヨシアキ]
英語・フランス語翻訳家。東京外国語大学英米語学科中退

井上大剛[イノウエヒロタカ]
大正大学、国際基督教大学教養学部卒。翻訳会社勤務を経て、現在フリーランスの翻訳家として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Willie the Wildcat

49
Political correctnessはあくまで理想であり建前。求めるのは生活。Food stampなどではなく仕事!どの国も同じ。加えて、過渡な政策はReverse discriminationとの批判ともなる。人種と階級などの心理的交錯。挙句、格差の責任転嫁?トランプ大統領の言動が齎した価値観再考の機会。揺らぐ民主主義・システムへの信頼喪失。直面する現実の数々を踏まえた今後の政策と選挙は、各国の試金石ともなるはず。翻訳の問題なのかもしれないが、”階級”とは旧態依然とした響きで本当に嫌な単語である。2017/10/22

白玉あずき

37
ハーバード・ビジネス・レビューに連載したものを編集しなおした内容。専門職エリートのためのエリートによる分析。労働者階級(ワーキング・クラス)の人たちの目に触れることも無さそうだが、このように分析し評価されることが彼らの怒りにますます火を注ぐことになるやもしれぬ。下手な「共感」や「理解」は侮辱と感じられる恐れが。みかこさんではないが、何より彼らに必要なのは「尊厳」なのだろうと思う。彼らの持っている労働倫理を否定せず、なおかつ豊かになる希望を持つには、ドイツに根付いている「マイスター制度」を真似たらどうだろう2018/03/31

おさむ

35
バイデンが勝利した後で読むと、感慨深い。米民主党がいかにホワイト・ワーキング・クラスの支持を失ったかを克明に分析する。彼らは道徳心を尊び、誠実さや率直な言い回しを好む。そして皮肉や洗練された言い回しを好み、仕事第一の専門職のエリートを嫌悪する。仕事がなくても地元から引っ越さないのは小集団の人的ネットワークがあるから。こうした家族的・文化的価値観の尊重が投票行動の右傾化につながっているという。今後のバイデンの手腕に期待したい。同時に日本でも同じような傾向が都市と地方で起きているのではないかとも感じた。2020/11/29

ステビア

19
face reality2021/12/11

フロム

11
偽善であると思う。彼女実は本音ベースではワーキングクラスの待遇には無関心。彼女の関心は何故ヒラリーが負けたか?だ。注意深く読めば分かるがこの人に興味があるのは労働者と言う総体であり、労働等の具体的な行為には敬意を払っているが、頑迷な保守性に関しては相当嫌悪感を持っている。その証拠にワーキングクラスのインタビューや価値観の引用に一次情報が全くない。ホントに興味や敬意があればワーキングクラスに接触を図るはずだ。要するに彼女が本著で述べてる主張は手段であって本心ではない。2019/01/18

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