出版社内容情報
康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない!
ロンドン五輪・競泳日本代表全選手が「結果を残すために考え、実践したこと」を、実際のエピソードを元に紹介した、ヒントと気付きが満載の啓発本。
内容説明
康介さんを、手ぶらで帰らせるわけにはいかない。選手27人の心のリレーが、最高の結果を導いた。松田丈志、北島康介、寺川綾…日本代表全27選手が、あの瞬間の秘話を告白。
目次
はじめに ワガママで、孤独な現代人たちへ
01 チームを作る
02 まとまるために
03 情報と感情を共有する
04 モチベーションを上げる
05 現実を直視する
06 結果を出すために
07 考えるということ
08 誰かのために
09 つながる心
10 北島康介×松田丈志スペシャル対談―トビウオたちの心はなぜひとつになれたのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
41
チーム力の大切さがヒシヒシと伝わりました。キャプテンとしての松田さんの、何でも一人で背負うのではなく、副キャプテンとしての藤井さんに託した役割。そしてリレー決勝前のミーティングで、藤井さんが指摘した事を素直に受け入れ実行する北島先輩の度量にも感嘆しました。そういったひとり一人のおおらかさ、協調性があっての結果なのでしょう。 私が一番感動したのは、スタッフが事前に五輪会場、選手村や交通事情等々をビデオにとって、選手たちに還元した事でした。 ソチでの練習会場の不備等、選手目線で無かったスタッフに読んでほしい。2015/06/03
かいゆう
32
ロンドン五輪後のトビウオジャパンの裏話インタビュー。「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない」と松田選手が言った場面を今でも鮮明に覚えています。初めての五輪の時には1人で戦って力を出せなかったという選手たちもその失敗を後輩に伝えたり、自分の泳ぎのコツを隠すのではなく教え合ったり、全員が全力を出せるように“チーム”で挑んだというのがよく伝わってきました。ビシッとしめる人、場の雰囲気を和ませる人、嫌われ役の人などなど、それぞれがさりげなく“チーム”をまとめようとしていたのが印象的でした。2015/10/22
U
10
あと二日で、世界水泳・競泳開幕!しかしながらわたしは、この頃のメンツがいちばん好きだったりする。「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない」松田キャプテン、すてきすぎます。スポーツっていいね。2015/05/04
Kanae Nagaya
9
400M個人メドレーでの萩野君と瀬戸君の関係性が素晴らしいなぁと思い、トビウオジャパンに興味を持ち、手に取った本。ロンドン五輪に続き、今回もメダルを量産してた競泳。やっぱりそこには理由があって、1人で戦うのではなく、チームで戦うという気持ちが伝わってきた。狭い心、人の応援をもらえない人では勝てないという松田さんの言葉が印象的。私自身も一応競技をしていますが、結果を出してる人は、人間的にも出来てる人が多いなぁと感じます。今回のオリンピック後にもまたこーゆー本が出たら、是非読んでみたいです☆面白かった‼︎2016/08/19
Humbaba
6
自分のすべきことをやる。当たり前の話ではあるが、実際にやろうと思えば様々な制約があり困難である。一人ではそれが難しくとも、チームで他の人がやっていれば自分もやろうと言う気持ちを持ちやすい。それぞれの人が自分の役割を理解しているからこそ集団としての機能が一層しっかりと発揮される。2016/09/01
-
- 和書
- 2010中流階級消失