感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
またの名
7
ゴツい造形をした巨人族っぽい火神ロキが人間の愛に感動するシーンが、全体的にゆったりと美的に描かれる作中で漫画オリジナル且つふざけてる数少ない箇所。前夜序幕を丸ごとカットして人間ドラマに焦点を絞った構成になりそうな気配を漂わせるも、秩序を維持するために自分の意志を貫けず人間に産ませた息子が敗北し死滅する運命の実現を戦乙女に不本意なまま命じざるを得なくなった主神ヴォータンの苦悩を、しっかり表現。ドラマを丁寧に茶化さず二次元化しようという試みなのかなと思ってたら、次巻から思いも寄らなかった番狂わせの伏兵が登場。2020/03/21
MM
3
☆★★★★。2019/09/15
阿輸迦
2
原作となるオペラは未鑑賞。ニーベルンクの指輪のストーリーも知らない。2017/01/28
のりりん
2
再読です。セリフにオペラの歌詞を使っていて、ドラマチックに作られていました。ドロドロした人間関係(近親相姦など)がカットされていて、素敵な恋愛物語になっていたのも良いでしょう。2014/05/25
ととろ
2
北欧神話を題材にしたワーグナーの楽曲『ニーベルングの指環』を漫画化。ストーリーの前半部分が大幅カットされていて、指輪が作られた経緯やヴァルハラ城の建築の際のエピソードも省略されています。よって、原作の物語を知りたい人にはオススメできません。まるでヴォータンが良心的な神のようではないか…。2010/09/27