出版社内容情報
ある日、突然、父が倒れた。何をどうすればいいのか、いくらかかるのか? 国や行政の仕組みはどうなっているのか? 介護の初期に漫画家の身に起こった出来事を元に描かれたセミ・ドキュメント。
内容説明
ある日、突然、父が倒れた。何をどうすればいいのか?いくらかかるのか?国や行政の仕組みはどうなっているのか?初めての介護に途方に暮れながらも、悪戦苦闘の日々が始まる―。介護の初期に漫画家の身に起こった出来事をもとに描かれたセミ・ドキュメント。
目次
マンガ(介護のはじまり;要介護認定と要介護度;介護事業者とケアマネジャー;ケアプランと介護サービス;介護事業所との契約;訪問介護員(ヘルパー・ホームヘルパー)
訪問診療・訪問看護
介護とは)
解説(突然、親が入院!子がするべきこととは;介護保険の認定を受けよう;ケアマネジャーの選び方・替え方;介護保険に欠かせない「ケアプラン」;サービス利用を嫌がる親対策;さまざまな居宅介護サービスを上手に活用;医療費や介護費の負担軽減制度とは;無理のない介護をめざそう)
著者等紹介
了春刀[リョウハルト]
日本人漫画家。名前はペンネーム。漫画と介護の両立を目指す
太田差惠子[オオタサエコ]
介護・暮らしジャーナリスト。NPO法人パオッコ理事長。京都市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
綾瀬ちかこ
6
あまり考えたくないけど介護についてを漫画で分かりやすく描いています。登場人物はフィクションですが、ストーリーは漫画担当者の実体験を元に描かれているのでリアリティーがあります。 イメージの中の高齢者の方と、実際の高齢者の方のギャップが減ったので思いきって手にとってよかったです。2019/05/23
ひつじ
4
図書館の新着本の棚で。80歳で独り暮らしの父親が突然倒れ、40歳独身の息子がはじめての介護に。マンガだとスラスラ読めて介護のポイントがわかります。2019/02/25
貧家ピー
4
父親が腰椎圧迫骨折で倒れ、介護を通じて介護保険のイロハ、ケアマネとの付き合い、ケアプラン設計、ヘルパーとの付き合い、父親の人間性尊重との葛藤など、介護の初期に直面するであろう事柄の数々を漫画で教えてくれる。漫画家・了春刀さんの実話を基にした本。 2016/03/21
luckyair
2
ほぼ前編がマンガなので一読するのにほとんど時間がかからない。ただ、早めに知っておいた方がいいことも多くためになった。介護保険や支払いの仕組み、どれくらいの金銭負担を考えるべきかをはじめ、「その人本来の性格は、年を重ねると強く出る」「お年寄りに何もさせないで手を貸すことを押しつけるのは介護ではない。お年寄りが快適な生活をするために手を貸すのが介護」など、基本的な考え方の部分でお互いにいい状態を保つためのポイントが記されていた。★★★2018/01/26
アルパカくん
2
介護について真剣に考えたことのなかった人が、親の老後のことを考えてみる一つのきっかになりそうな本でした。漫画なので、とっつきやすいと思います。元気だったはずの親がどんどん弱っていく様子がリアルに感じられ、人との出会いで状況が変わっていくことも実感できます。2017/01/05