出版社内容情報
個人病院に勤務する外科医・直江庸介。酒に溺れ、何人もの女性と関係を持つ、どこか影のある彼を看護師の倫子は愛するようになるが、彼にはある秘密が…。医師でもある著者による医療小説の傑作。
渡辺 淳一[ワタナベジュンイチ]
内容説明
優秀な外科医としての将来を捨て、個人病院の医師となった直江庸介。影をもつニヒルな彼に惹かれていく看護師の倫子。酒に酔い、女に溺れる直江の胸の底には、ある秘密が隠されていた。医療の世界を舞台に美しい文体で「愛と死」の本質に迫る代表作。
著者等紹介
渡辺淳一[ワタナベジュンイチ]
1933年10月~2014年4月。北海道生まれ。道立札幌医科大学卒業。医学博士。大学卒業後、母校の整形外科学教室講師となり、医療のかたわら小説を執筆。1970年『光と影』で第63回直木賞を受賞。1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。2003年紫綬褒章受章、第51回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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