美麗島紀行

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美麗島紀行

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087815832
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

人気作家・乃南アサが台湾各地をくまなく巡り、台湾と日本の深い関係性についてその歴史から思いを馳せる異色の台湾紀行。著者自らが撮影した、台湾各地の情緒あふれる写真とともに構成する。

目次

時空を超えて息づく島
夏場も時代も乗り越えた小碗の麺
牛に引かれて、ならぬ「牛舌餅」にひかれて
台中で聞く「にっぽんのうた」
道草して知る客家の味
過去と未来を背負う街・新竹
「お手植えの黒松」が見てきた歳月
宋文薫先生夫妻
淡水の夕暮れ
矛盾と摩擦の先にあるもの
日本統治時代の幕開けと終焉―宜蘭
嘉南の大地を潤した日本人―八田與一
「文創」が生み出すもの
三地門郷で聞く日本の歌
「帰れん港」と呼ばれた町・花蓮
出逢いと別れを繰り返す「雨港」―基隆
夕暮れの似合う街・台南ふたたび
手のひらに太陽を
「日本人だった」―台湾の老翁たちにとっての日本統治時代

著者等紹介

乃南アサ[ノナミアサ]
1960年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部中退後、広告代理店勤務を経て、1988年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞で優秀作に選ばれ、作家デビュー。1996年『凍える牙』で直木賞を、2011年『地のはてから』で中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

97
コロナ前は毎年台湾行ってたんだけどな~。 推理作家さんかと思ってたんだけど、台湾と日本とのかかわりをじっくり書いてる。 台北トレンディスポット、華山1914、て初代台湾総督樺山資紀から取ったんだって、ちょっとびっくり。 街並みで印象的なのは亭仔脚(軒先アーケード)、日本植民地時代からの物。今は歩きにくいったらない2021/02/10

hiro

95
今日の朝刊一面トップは「台湾総統に蔡英文氏 8年ぶり民進党政権」だったが、この本を読んでいなければ、多分読み飛ばしていただろう。一度台北に行ったことがあり、この『美麗島紀行』で、台北以外の台湾の街を知りたいと思って読んだ。しかし、この本はただの紀行文集ではなかった。決して避けられない日本の植民地時代のことはもちろん、戦後のこと、風土・民族・歴史・言語・文字・習慣・産業・食べ物・選挙など、今の台湾のことを一冊で知ることができる本だった。読み終え、親日的なお隣の台湾のことをもっと知らなければならないと思った。2016/01/17

starbro

92
乃南アサは小説中心に読んでいる作家です。本作は有名作家の台湾旅行記かと思って、気軽に読み始めたのですが、全く異なる内容でした。日本と同じ島国ながら、多民族と大陸からの距離で、常に大国に翻弄、侵略されてきた国、台湾の近代史を振り返りながらの紀行です。中国、韓国以上に日本人に知られていない歴史。美麗島というネーミングが物悲しさを誘います。この本を読んでから、直木賞受賞作「流」を読んでいたら印象が変わっていたかも知れません。台湾からの東日本大震災の多額の義援金(人口当たりでは世界一)には大変感謝いたします。2015/12/30

のぶ

59
タイトルに”紀行”の文字があり確かに台湾の旅行記ではあるものの、それ以上に日本との歴史等の関係をとても真剣に書いている、深い内容のルポルタージュだった。自分は台湾に行った事はないが、旅に出で観光地を能天気に廻るのも良いが、この地は事前に歴史、文化を勉強して行くべきところだろう。その意味ではこの本は良い教科書になるのではないか?。自分も知らなかった東日本大震災の際の台湾の支援の厚さについても記されているが、他にも知るべきところの多い国だと思った。2016/02/03

ぶんこ

58
乃南さんの台湾紀行とは珍しいと思って読んでみたのですが、思っていたのとは違っていました。紀行というよりは論文のような調査本?台湾に行くと、日本人に対する親しみを表してくださる人々に驚かされます。日本語で話しかけてくる方々も多い。一度行くと病みつきになる台湾。私も旅行後に色々と調べたので、乃南さんの台湾愛に共感しました。殆ど知っている事だったこともあり、かなり斜め読み。物凄い調査力には脱帽。文体と内容がもう少しくだけていたらと残念な気持ちです。2018/06/06

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