「イスラム国」―謎の組織構造に迫る

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087815719
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0098

出版社内容情報

昨年6月の国家樹立宣言以来、短期間で勢力を拡大した「イスラム国」。中近東、アフリカの紛争地域で活動するフランス人コンサルタントが、現地の情報をもとに組織構造の実態を解明する。

内容説明

フランス人コンサルタント、渾身のルポルタージュ。軍、財政、法務、情報、行政、教育、厚生…。現地情報を基に各“省”の実態を分析。

目次

序章
第1章 「シャリーアが地上を支配する」
第2章 組織の構成
第3章 軍隊
第4章 司法
第5章 情報機関
第6章 財務
第7章 メディア戦略
第8章 カリフ
第9章 感化
第10章 イスラム国に立ち向かう欧米
第11章 イスラム国と西側世界

著者等紹介

ローラン,サミュエル[ローラン,サミュエル] [Laurent,Samuel]
国際コンサルタント。イスラム過激派によって支配される地域を長年訪れ、様々な組織に情報源を持つ

岩澤雅利[イワサワマサトシ]
神奈川県生まれ。翻訳家。東京外国語大学ロマンス系言語専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

31
怖いですよ。脅威ですよ。普通の人は読まない方がいいです。2015/09/23

色々甚平

10
歴史的背景からの考察ではなく、元ISやアルカイーダの構成員、幹部などの証言を元に省や財政、諜報機関、司法、メディア戦略、軍隊などを考察するのが特徴。著者はフランス人でフランス政府のISに対する油断や反政府組織への武器提供なども指摘している。元フセイン政府の幹部で過激派を追いかけていた側の人間が今やIS側のお偉方になっていたり、自由シリア軍とISとの関係といったなかなか耳にすることのないことも書かれいているのも興味深い。証言を元にしているため信頼度は確実とはいえないが向こうの組織の視点を知るには良かった。2016/02/23

るうるう

3
ISだけでなく、アルカイーダについても、多くを知ることができた。読む前はISについて漠とした印象しかなかったが、輪郭が見えてきた。 2017/04/11

スズツキ

3
解説でも触れてある通り、かつて所縁のあった人物による証言のため若干問題点がある。金融問題の指摘が面白い。今までそういった意見は全く聞かなかったけど、両替についての問題もあるのか。2015/12/07

keepfine

1
冒頭と後書きだけ読んだ。イスラム国が台頭して間もない時期に書かれたルポ。高橋和夫の解説がよい。2023/11/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9716669
  • ご注意事項