出版社内容情報
「贈り物の数だけ物語がある」。モノのプロであるスタイリストならではの、センスあふれる贈ったり&贈られたりのエピソード集。贈り物のカタログとして、またラッピングなどのアイディアも満載の一冊。
内容説明
おくりものの数だけ、物語がある。「気がつくと、いつもこんな風に心のすみっこでおくりもののことを考えています」おくったり、おくられたり。物と、それにまつわる47のストーリー。きっと心まで温かくなります。
目次
おすそ分けの楽しい時間
シーチングで包む
京都と奈良の台所道具
おやつの定番
ハンカチのギフト
春の手作りジャム
手紙をおくる
「フェルミエ」のラ・ロッサ
ありったけのバゲットを抱えて
針のセット〔ほか〕
著者等紹介
伊藤まさこ[イトウマサコ]
1970年生まれ。文化服装学院で服作りとデザインを学ぶ。料理や暮らしまわりのスタイリストとして女性誌や書籍で活躍する一方、自身も料理本や旅関連の書籍などを多数出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itoko♪
62
うん、やっぱり まさこさんのセンス大好き!華美ではないけれど、贈る相手のことを考えた気遣いが感じられます。リバティのハギレでお母様が作られたハンカチでラッピング…贅沢過ぎてうっとりです(*^-^*)娘の胡春ちゃんからの母の日に貰ったという手紙のエピソードも素敵でした。個人的には、みすや針がすごく気になり、私の欲しいものリストに追加です。2015/06/21
みっこ
48
贈り物って難しい。散々悩んで選んでも、いざ渡してみるとうーん微妙かも…って思ったり。プレゼント上手になりたくて、この本を読んでみました。さすが伊藤まさこさん!センスが光っています。オーガニックの化粧品、いいですね。実用的ではないけど、籠に詰められたリンゴも素敵。こんなお友達がいたら楽しいだろうなぁ。『自分自身がうれしかったことを思い出し、どうすればその人が喜んでくれるかを、ひと呼吸おいてじっくり考える』この言葉を心に留めて、贈り物上手になれるよう精進したいです。2015/03/17
ヒデミン@もも
34
私の大好きなものがいっぱい詰まってた。おくりものは、頂くのも贈るのも大好き。伊藤さんと同じで、贈る相手の顔を思い浮かべてあれこれ考える時間も好きだけど、お裾分けも楽しい。リバティ柄の布はないけど、モドキの端切れでハンカチ作ってみようかな。2020/04/05
ケロコ
29
【図書館】伊藤まさこさん、料理や暮らしまわりのスタイリストという事で、雑誌で有名な事を知らなかった。伊藤さんの暮らしは決して素朴でも質素でもなく、むしろ華やか。時間をかけて食回りを楽しむということは、生きていく上で実に優雅な暮らしぶりなのだと感じる。贈り物をしたりされたり、散々してきた私だが、貰うストレスを感じ始めたこの頃は、差し上げるときの相手の暮らしを考えるという作業が加わった。贈り物って自己満足なのだ。ということに激しく気付いた1冊。それでも伊藤さんの本は読んでいて楽しいんだな。2017/03/20
アコ
26
贈り物が多い家、そしてそうした手間が好きな母のもとで育ったせいか贈り物に対して若干うるさいと気付いたのは結婚後。で、夫婦間で何度か諍いがあったのはさておき。やはり贈り物というのは素敵。相手をおもう気持ちはもちろんのこと、さりげなさも大切。そういう意味で包装ひとつ渡し方ひとつで変わるしそれを選ぶことも楽しみたい。手近なシーチング、色彩豊かな麻ひも・毛糸を常備しておくのは目からうろこ。たしかによいかも!粋でありながらささやかでおしゃれな贈り物ができる女性になりたい。…まだしょっちゅう母に叱られてるけどもさ。2015/02/17