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目次
ハンガリー~パリ時代(コロスヴァール;チョコレートの軽騎兵;ゲストファミリー;オオカミ通り ほか)
アメリカ時代(アメリカ;過敏症;実験;しばしの時を音楽と ほか)
著者等紹介
オヴァリー,ゾルタン[オヴァリー,ゾルタン][Ovary,Zoltan]
1907年ハンガリーのトランシルヴァニア北部コロスヴァール生まれ。ニューヨーク大学医学部所属の教授、研究者。免疫学分野における先駆者として知られ、三〇〇以上の学術論文を発表。彼の発見は近代医学研究における礎を築いた。中でもPCA反応、アレルギー研究における発展、そして抗体の定量測定は有名である。84年以来、ニューヨーク大学では「ゾルタン・オヴァリー・シンポジウム」を開催し、その功績と影響を称える。2005年没
多田富雄[タダトミオ]
1934年茨城県生まれ。東京大学名誉教授。免疫学者。千葉大学医学部卒。千葉大学教授、東京大学教授、東京理科大学生命科学研究所所長を歴任。95年、国際免疫学会連合会長。抑制T細胞を発見。野口英世記念医学賞、エミール・フォン・ベーリング賞など多数の賞を受賞。84年、文化功労者。2009年、瑞宝重光章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
2
14-51赤512011/02/10
メルセ・ひすい
2
14-49赤51★メルセ曰く・人生は強力な免疫パワーから!法律家の血と医学者の血 共産党時代は無国籍のハンガリー貴族の出。非凡な多くの人々との高尚な出会いの記。。PCA急性アレルギー反応検査法の開発超一流研究者=パスツール研究所研究者 でも芸術家の血が騒ぎコンサートの企画や音楽芸術の才もトップクラス。。戦争と政治的混乱が猛威を振るう時代の深い友情、驚くべき数々の冒険、研究の素晴しい功績。多田富雄が最も敬愛していた免疫学の巨人であり親友の自伝を翻訳。交友と冒険の人生が勇気と希望をキミに与えてくれる。2011/01/16
incognito
1
ゾルタン・オヴァリーが出会った人物とエピソードが、場所にあわせて本人によって語られる。研究内容にはほとんど触れられず、残念だった。彼の交友関係は非常に広く、人との出会いがまた出会いを生み、彼の人生に幸運を与えていた。学術的に偉大な2人の祖父がおり、家がサロン状態で多くの芸術家らと親交を深めた素地があり、イタリアでハイソサエティな人々の診療を通じて人脈を得、それらが全て役に立っているように思える人生だった。環境は重要で、そこからコネや運が生じるが、それらを自分の力にしていくのはやはり自分次第なのだと思った。2013/11/20