ARCHIPELAGO

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 24X26cm
  • 商品コード 9784087814330
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

内容説明

アーキペラゴ=群島・多島海。南はトカラ列島から台湾へ、北は北海道からサハリン島、クイーンシャーロット諸島へ。島の連なりとしての世界へ向かう、10年間の写真集成。

著者等紹介

石川直樹[イシカワナオキ]
1977東京生まれ。2002早稲田大学第二文学部卒業。2005東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。2008東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。賞:2006さがみはら写真新人奨励賞。2006ニコンサロン三木淳賞。2008日本写真協会新人賞。2008講談社出版文化賞写真賞。2008開高健ノンフィクション賞。2009東川賞新人作家賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中玉ケビン砂糖

54
何の予備知識もなくページを捲ればまるでどこかオリエンタルな異国の地でも観たかのような気になってしまうが、最初のパーントゥ(沖縄周辺地域に言い伝えられている来訪神伝承、また魔除けの精霊)の姿に驚く。そう、これらの写真には(ある意味で)「日本」を巡るテーゼがあるのだ。とはいっても、南は台湾から北は樺太(サハリン)まで、「かつては日本ということになっていた周縁」の一瞬を切り取った色彩が強い。過去は風化するというが、決して風化されることのない歪な歴史をこの書は鮮烈にphotoとして浮かび上がらせる。2022/01/04

aloha0307

10
日本を島の連なり=ARCHIPELAGOと考え、南は薩南・沖縄諸島/台湾まで、北は北海道、サハリン・カナダの島までをカバー。被写体それぞれに階層秩序を付けず(大いなる肯定感&敬意をもって)、フラットに並置している感があった。いまでは結果として辺境となった島々は、政治が持ち込まれる前はひとつひとつの中心だったのだ(島イコール楽園 では決してない)。2016/10/23

ティダヌファ

1
ありんこ文庫で再会。 久しぶりに石川さんの写真見てみようって、北分館で借りてきた。 宮古島の風景も。 沖縄じゃない島々の風景が、刺激的だった。2014/03/05

deerglove

0
「NEW DIMENSION」や「Mt.Fuji」「VERNACULAR」などの後に出された石川直樹7冊目の写真集。赤々舎やリトルモアではなく、集英社からですね。ARCHIPELAGOというタイトルや表紙の感じから、てっきり地中海とかポリネシアの島々の写真集かと思ったらさにあらず。鹿児島からスタートして、奄美、沖縄、宮古、八重山列島をへて台北・台東さらには金門島!へ。一方北へは青森から北海道各所をへて、利尻、礼文、サハリン、クイーンシャーロット島!?へ。このスケール感がまさに石川直樹という感じですね。2013/03/26

にがうり

0
★★★★★2010/01/11

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