いのち、生きなおす―あなたは人生の最期をどこで迎えますか

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087812978
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0095

内容説明

患者さんは、短くても残りのいのちを生きなおすために家に帰ります。死にゆく人と向き合い、共に苦しみ、泣いて笑った家族は、涙だけでなく、たくさんの汗を流したことで、悲しみよりも「家で看取ることができた!」「よくここまで頑張れた!」という達成感を感じると言います。家族は納得のいくお看取りの後、患者さんが大きな贈り物を遺していったことに気づきます。「大切に生きる」ということです。そして家族も、生きなおすことができるのです。

目次

生命には限りがある
あなたは人生の最期をどこで迎えますか
私、幸せ探しの旅のお供です
まだ死にたくない、もっと生きたい!
病を受け容れたところから生きなおす
死に場所の選択
いのちは誰のものですか
死ぬことは負けることではない
十八歳の青年に残された最後の日々
好きなことに挑戦して、余命を輝かせる
両親の死をどう乗り越えるか
家族を愛し愛されて、あるがままを生きた四カ月
在宅医療を選択するということ
この仕事に出会えて、私は幸せです
最後の物語―死にゆく人の深い心の疼きに寄り添って

著者等紹介

玉地任子[タマチヒデコ]
1944年、宇都宮市に生まれる。名古屋市立大学医学部卒業後、精神科医として精神病院に勤務。1972年、エリザベス・キューブラー・ロス(アメリカの精神科の女医)が、がん患者にインタビューをしてまとめた『死ぬ瞬間』(中公文庫)を読んだことが、がん患者の終末医療にたずさわるきっかけになる。神奈川県厚木市にホスピスを作るための市民運動にかかわり、1992年に横浜甦生病院ホスピス病棟長に就任。その後、厚木市に末期がん患者の住宅医療を支援する「ゆめクリニック」を開設、2003年10月現在140人の患者さんを家で看取った
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

okatake

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在宅ホスピスをめぐる13の物語。 それぞれの生き方、家族があり、そしてそれぞれの逝き方があります。 今までの自分の人生、そして今おかれている環境、当たり前ではありますが、1つとして同じものはないのです。 医療者は、その方の人生の片時に関わることで、常に人生勉強をさせてもらっていると思います。2017/10/07

おたきたお

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終末医療の前線で働く著者から見た患者の死と家族の「再生」。『愛する人の死、そして癒されるまで』と合わせて読むことで、死の受容の大切さとともに、受容は共感から始まることを再確認した。自分なりに「子供には年齢に関わらず死には直面させるべき。だたし放置せず、後年までサポートをし続ける覚悟の上」との確信ができた。好著。2006/01/01

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