内容説明
八百年余の歳月、琵琶が弾き語った滅びの哀れ。分かり易く読める画期的な評釈。
目次
巻第1(鐘の声;忠盛昇殿 ほか)
巻第2(冥罰;重盛面目 ほか)
巻第3(波うちぎわ;安徳誕生 ほか)
巻第4(蘇合香;三条高倉第 ほか)
巻第5(待つ宵;頼朝挙兵 ほか)
巻第6(はじもみじ;琴の爪音 ほか)
著者等紹介
松本章男[マツモトアキオ]
1931年京都市に生まれる。1954年京都大学文学部文学科卒業。現在、著述業、随筆家
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感想・レビュー
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かごめ
2
物語になっていないので最初は読みにくかったが、説明がわかりやすく、特定の登場人物の贔屓がないので平氏・時代を立体的に読むことができた。2013/08/01
Kay
1
【図書館本】軍記物語の最高傑作といわれる平家物語。著者の松本章男さんは「淀みなく、分かり易く」をスローガンに掲げ本作を執筆したそうですが、とても難解でした…。そもそも平家物語自体、全体としては筋立てが掴みにくく難解とのこと。そして本作は物語ではなく説明文。詳しい説明も盛り込まれていますが、それがまた難しい。誰もが知る祇園精舎以外初見で日本史にも疎い私は、巻第五まで進んでようやく平家物語の朧げな姿が見えるという…。巻第七からがいよいよ本番ですが、ここから先はビギナーズクラシックスにお世話になります。2020/11/24
ひるねこ
0
★★★2012/01/02