パリ・サンテ刑務所―主任女医7年間の記録

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087812510
  • NDC分類 956
  • Cコード C0030

内容説明

現職の女性主任医務官がそのすべてを暴露した。ドラッグ、同性愛、自殺、暴力がはびこる鉄格子の中で、人間は生き続けることなど出来るのか?フランス中が驚愕した名門刑務所の恐るべき実体。

目次

サンテ宮殿(一九九二年)(塀のなかへ;夜間当直;人間模様 ほか)
ミッドナイト・エクスプレス(一九九三~一九九五年)(悪意との闘い;刑務所医療の現実;ドクターKの正体 ほか)
自由という亡霊(一九九六~一九九九年)(VIPクラブ;塀のなかの憂愁;囚人たちの贈りもの ほか)

著者等紹介

ヴァスール,ヴェロニック[ヴァスール,ヴェロニック][Vasseur,V´eronique]
1951年パリ生まれ。市民病院救急医、顧問医師などを経て、92年にサンテ刑務所当直医師、翌93年から2000年まで同刑務所の主任医師を務めた。サンテ刑務所を去り、モンテクリスト・センター副所長を経て、現在はパリ12区サン=タントワンヌ病院に勤務している。98年以降はパリ大学で教鞭をとり、拘禁医学を教えている。画業の方も本格的で、毎年個展を開いている

青木広親[アオキヒロチカ]
1951年生まれ。横浜高等学校普通科、慶応義塾大学法学部政治学科卒業。1972年~74年パリ大学およびアリアンス・フランセーズ語学学校に留学。大学在学中からフランス語の通訳・翻訳を始め、現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
仏でベストセラーとなり、刑務所問題が社会問題に。2023/01/24

七鵺

2
翻訳ものは合わんのかなぁ…書き方が独特すぎて慣れるのに時間かかった。2018/02/23

mochizo

1
正直パリのど真ん中にこんなとんでもない刑務所があるとは思いませんでした。内容も刑務所内で麻薬が横行し、暴力、レイプがあるというもの。また、衛生面もとてもいいとは言えず、トイレに間仕切りもないという始末。ドストエフスキーは「国家のレベルを見たければ刑務所を見ればいい」といったという事です。日本の刑務所もこんな劣悪な環境でなければいいのですが。衝撃的な内容でしたね。2020/09/07

苔丸

1
大杉栄、佐川一政、ジャン・ジュネ、ヴェルレーヌ、等々が入獄していた、サンテ刑務所の女性医師による暴露本。かなりセンセーショナルに書かれている。自殺、自傷、麻薬、レイプ、エイズと盛りだくさんの内容です。所内に売店があってタバコや以前はビールも買えたそうである。内容もそうだが文化の違いに驚いた。この本がきっかけで改善したらしい。2013/04/04

みるこ

0
繰り返し同じようなエピソードが続くので読むのに疲れてしまった。2016/07/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/72035
  • ご注意事項