内容説明
残酷な知識社会を生き抜く「正しい地図」を手に入れよう!
目次
0 ポピュリズムという「知識社会への反乱」
1 この国で「言ってはいけない」こと
2 私たちのやっかいな習性
3 「日本人」しか誇るもののないひとたち
4 ニッポンの不思議な出来事
5 右傾化とアイデンティティ
著者等紹介
橘玲[タチバナアキラ]
作家。1959年生まれ。2002年、国際金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎)でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が累計30万部超、『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書)が50万部超のベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
102
目を背けたいファクトにいやいや目を向けると、あちこちに「さらし首」が並んでしまうという話(全部の話がそうではないが)。誰もクビにされたくないから、やることなすことすべてが「プロレスごっこ」になる。本物のプロレス関係者は身銭を切ってかつ体も張ってお客さんを盛り上げようとしている。だが「プロレスごっこ」をしている人は他人のカネで自分の身だけを守って都合の悪いことは言わない。分かっている人には矛盾を突かれまくるから。「さらし首」にされるような人は厚顔無恥な人でなくてはつとまらないのだろう。2019/09/04
mintia
26
ネットを徘徊する「正義依存症」の記述が気になった。「バッシング」をする人たちには”正義という快楽”があり、”中毒症”によってバッシングをしている。中毒症患者には匿名性を解除されても仕方がないと思う。2020/08/01
ごへいもち
23
読みやすかった。考えさせられる2019/09/08
でんか
20
「FACTFULLNESS」の日本バージョン的な内容。そして、掲載誌は週刊プレイボーイ、なので、わりとそういう内容に関しての「FACT」が集められている。いわく、テロ犯は若い男ー社会や性愛から排除された若い男が次々と現れる。女児虐待死ー継父からの虐待は実父からの虐待よりはるかに多い。ゼロ歳児ーひとりあたり月40万円のコストがかかる施設を維持できる自治体はあるのか。等々、端的に分かりやすくデータを並べてある。事実を正しく知っていることは、とてつもなく有利。2019/09/21
佐治駿河
19
橘玲さんらしい一冊です。データを用いた事実ベースで書かれています。虐待の部分で書かれている親権の話ですが、ちょっと訂正しておきます。現在の日本は単独親権ですが、親権を持たない親が子供に会えなくなることはありません。むしろ親権がある親が故意に親権の無い親に子供を合わせないことはNGです。(何らかの理由を付けて合わせないケースが多くあるようです。ただし虐待・DVは除く)共同親権の議論が進められていますが現行の状態をまずは是正していくことが重要ではないでしょうか?ちなみに私は共同でも単独でもどちらでもいいです。2024/04/15